河川
〈『日本養殖新聞』2024年4月15日号寄稿〉 伊勢湾と長良川が抱えている問題について考えるシンポジウム「海と川」が3月31日、岐阜市内であった。長良川市民学習会など約30団体からなる、よみがえれ長良川実行委員会が主催し、市民ら約100人が参加した。同委…
〈『日本養殖新聞』2022年9月15日号寄稿〉 以前にミジンコを採取し、観察したことを書いた。普段の私たちが目にすることのない、人間とはスケールの異なる世界への興味が尽きない。 残暑の厳しい昼下がり、重いペダルをこいで、町の近くを流れる香流川(か…
長良川市民学習会(岐阜市)が発行する『長良川市民学習会ニュース No.35』(2021年10月1日発行)に「長良川を歩いて見て思うこと」と題して寄稿しました。長良川について理解していることは、ほんの一部でしかありませんが、私なりに歩いて見てきたなかで…
〈2021年10月15日号寄稿〉 短かった夏が終わり、秋がやってきた。秋といえば長良川なのだ。昨年も岐阜市の中流域に出かけ、産卵期のアユを観察した。今年もまた通うつもりである。 岐阜市内にかかる長良橋のたもとから長良川の上流を眺めた。緑をたくわえた…
〈『日本養殖新聞』2021年9月15日号寄稿〉 ウナギとミミズの関係を知ってから、河原のことが気になるようになった。 河原は、大雨が降るたびに冠水する。そして、そこにある多くのものをかき混ぜ流してしまう。生き物にとっては、生育するうえでとても条件…
〈『日本養殖新聞』2021年8月25日号寄稿〉 7月、岐阜市の長良川を歩いた。どうしても見ておきたいところがあった。大繩場大橋から鏡島大橋にかけての左岸が、川とは思えない異様な光景に変わってしまっていたのだ。 その河原は、1キロくらいにわたりコン…
《『日本養殖新聞』2021年4月15日号寄稿》 どこの町にもあるのではないか。ひっそりと静かに流れている小さな川やどぶが。私が暮らす所の近くにも、実はある。 名前のわからない川(私は川と捉えている)は、愛知県の名古屋市と長久手市の境のあたりを南北…
なごや環境大学のブログ『特集・なごやエコ最前線』に寄稿した記事「地域文化を育む身近な自然 名古屋を流れる香流川を歩く」が掲載されました。 www.n-kd.jp
〈『日本養殖新聞』2020年12月15日号寄稿〉 11月は中頃から岐阜県内の長良川に通い続けた。中流域のあるところによどみがあり、産卵期のアユがたくさん身を寄せるのだ。 ある晴れた日の昼下がり。その場所に行ってみると水面のあちこちでアユが跳ねている。…
〈『日本養殖新聞』2020年9月15日号寄稿〉 夏の疲れがどっと現れるこの時期、休息を取る間に本のページをめくるのもいい。外出などしなくても、読書が思考と想像の旅にいざなってくれる。今回は、私がこれまでに読んだウナギに関する本の中から3冊を紹介し…
〈『日本養殖新聞』2020年10月25日号寄稿〉 鰻沢、鰻田、うなぎ(へんは魚。つくりは、上から「なべぶた」「回」「日」「一」)廻間……。愛知県には「鰻(他の字体を含む)」のつく地名がいくつかある。きちんと調べてみなければならないが、魚類のなかでもそ…
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 市街地に驚くほどの魚の影!岐阜市でアユの産卵ウォッチング nagaragawastory.jp
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 川の魅力を伝えるカフェをオープン!若き川漁師が伝えたい「川文化」とは? nagaragawastory.jp
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 竹の釣り竿の線が、奔流から魚を引き抜く。 83歳の職人が守る「郡上竿」の伝統 nagaragawastory.jp
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 「種付けでアユの命をつなぐ。川漁師たちの秋」。 nagaragawastory.jp
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 「伝統漁法を活かしたウナギのすみかづくり」。 nagaragawastory.jp
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 「洞戸の板取川でじゃちこをすくう」。 nagaragawastory.jp
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 「魚を育てる、ふわふわな森を歩く」。 nagaragawastory.jp
なごや環境大学のブログ「特集・なごやエコ最前線」に寄稿し、2017年6月に掲載された記事「アユとひとが織りなす物語~長良川の営みから環境を考える~」を紹介します。 www.n-kd.jp
〈『日本養殖新聞』2020年8月25日号寄稿〉 現代の都会を流れる小さな川にもウナギはいるのか。名古屋で暮らす年来の疑問である。都市のコンクリートで囲まれた狭小な河川において、ウナギを捕まえたり見たりしたという話を私は聞いたことがない。 愛知県長…
〈『日本養殖新聞』2020年7月15日号寄稿〉 中日新聞2020年6日1日の記事「用水路にニホンウナギ」の記事を見て驚愕した。 愛知県春日井市内の用水路で、泥さらいをしていた作業員が細長い魚を発見。名古屋港水族館に確認してもらったところ、ニホンウナギの稚…
〈『日本養殖新聞』2016年寄稿、2020年6月20日加筆修正〉 愛知県が主催する「第2回清流長良川流域の生き物・生活・産業」連続講座が2016年2月21日、愛知県名古屋市の「ウインクあいち」で開かれた。 「絶滅危惧種ウナギを食す日本!長良川に生きぬくウナギと…
〈『日本養殖新聞』2014年寄稿、2020年6月11日加筆修正〉 放流を行う松田さん。長良川河口堰の下手で実施された 岐阜県関市の市民らで構成し、ウナギの資源回復と自然を守る啓発活動に取り組む「親うなぎを海に帰す会」は2014年9月30日、同県を流れる長良川…
〈『日本養殖新聞』2014年寄稿、2020年6月10日加筆修正〉 まつりの会場となった「清流ふれあい会館」 「ぎふ清流馬瀬川あゆまつり」のオープニングイベントが2014年7月21日、岐阜県下呂市の馬瀬地区にある「清流ふれあい会館」で開かれ、約300人の来場者で賑…
〈『日本養殖新聞』2014年寄稿、2020年6月9日加筆修正〉 受け取った稚アユを川へ放流する子どもたち 全鮎(全国鮎養殖漁業組合連合会)によって6月1日が「鮎の日」に制定されたことを受けて、愛知県豊田市では2014年6月1日、矢作川漁協が主催する啓発イベン…
〈『DoChubu』2013年4月9日更新、2020年5月15日加筆修正〉 炭火でじっくりと焼かれていく「和良鮎」 長良川流域の食による地域おこしを応援するイベント「長良川まんぷく博覧会」(岐阜県、同博覧会実行委員会主催)の体験プログラムの一つ、「五感でいただ…
〈『DoChubu』2012年1月31日更新、2020年4月22日加筆修正〉 赤須賀漁港にあがった春を呼ぶ魚のシラウオ 年が明けた2012年。初漁であがった魚を見ようと訪れた先は、またまた桑名の赤須賀でした。1月5日が初漁と聞いて午前中にかけつけるも、漁港は閑散として…
〈『DoChubu』2012年1月27日更新、2020年4月22日加筆修正〉 赤須賀の漁港にあがったヤマトシジミ 昨年(2011年)の年末。最後の漁で水揚げされる魚貝をどこかの浜で見たいと思い向かったのは、三重県桑名市の漁師町・赤須賀でした。 前夜に降り積もったのか…
〈『日本養殖新聞』2020年2月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 橋の上を多くの車が走り抜ける。頭上の高架を、重い音を響かせながら鉄道が通り過ぎる。日の当たらない川面に視線を落とす人はいない。眼下では、音の聞こえない、ゆっくりとした水の流れが…
〈『日本養殖新聞』2019年11月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 矢田・庄内川をきれいにする会による「水辺の再生と川の健康診断」の催しが10月27日、愛知県名古屋市で開かれた。矢田川と庄内川は、それぞれ尾張地方を流れる同じ水系の一級河川で、同市…