里山川海を歩くライターの活動記録

水産のいろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

豊田市

【新美貴資の「めぐる。〈120〉」】大切な生命を弔う供養 人間と生きものを物語る

〈『日本養殖新聞』2022年6月15日号寄稿〉 世の中では、多くの「供養」が行われている。供養とは、「仏前や死者の霊前に有形・無形の物を供え、加護を願い冥福(めいふく)を祈るための祭事を行うこと」とある(新明解国語辞典〈第五版〉)。 ネットで「供…

「鮎の日」啓発イベント 愛知・矢作川漁協が放流体験行う

〈『日本養殖新聞』2014年寄稿、2020年6月9日加筆修正〉 受け取った稚アユを川へ放流する子どもたち 全鮎(全国鮎養殖漁業組合連合会)によって6月1日が「鮎の日」に制定されたことを受けて、愛知県豊田市では2014年6月1日、矢作川漁協が主催する啓発イベン…

【DoChubu掲載】うみたての新鮮な卵を販売する豊田市小原の「たまご村」

〈『DoChubu』2010年10月21日更新、2020年4月20日加筆修正〉 空気のすんだ緑に囲まれたなかにある「たまご村」 豊かな緑に囲まれ、自然の恵みであふれる愛知県豊田市の小原地区。四季桜が有名なこの地区では以前から養鶏が盛んで、ブランドの「小原たまご」…

〈新美貴資の「めぐる。(27)」〉環境を守り次代へつなぐ 60年にわたり矢作川で魚の調査を続ける 梅村錞二さん

〈『日本養殖新聞』2014年9月5日号掲載、2020年4月15日加筆修正〉 愛知県の東西の都、名古屋と豊橋にはさまれた真ん中にあって、平野から山間部にまでひろがる県内最大の市域をもつ豊田。この広大な地域を縦断するのが矢作川。長野県の阿智村と平田村をまた…