里山川海を歩くライターの活動記録

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【DoChubu掲載】〈おさかなブログ〉愛知の魚「サザエ」

〈『DoChubu』2011年8月15日更新、2020年4月21日加筆修正〉

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豊浜漁港の魚市場にならぶサザエ

7月29日(金)の豊浜漁港(愛知県南知多町)。天気は曇り空も、日差しは穏やか。時折ふく潮風が涼しくて心地いい。今は漁の水揚げがちょうど少ない時期で、魚市場もなんだかすこし寂しげ。

貝類を見ると、ならんでいたのはサザエ、タイラギ、イワガキ。サザエは今がちょうどおいしい時期。つぼ焼きにして食べるのがうまいと、獲った漁師さんが教えてくれる。しょうゆ、みりん、砂糖を加えて焼く前にゆでておくと、早く調理もできて、おいしいのだそう。

このサザエは、網を海中に一定時間張っておく、刺し網漁で獲ったもの。張っておいた網にサザエが転がってきてかかるのだというから、なんとも不思議で面白い。海中でどのように移動するのでしょうか。海の生き物についてあれこれ考え始めると、いろんな興味や疑問が次々と浮かんできて止まらなくなります。

しょうゆの香ばしいにおいがたまらない、サザエのつぼ焼き。ちょっと想像しただけでも食欲が刺激されて、すぐにお腹が減ってしまいます。(新美貴資)

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