里山川海を歩くライターの活動記録

いろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

2025-01-01から1年間の記事一覧

ウナギ店「いなりや」が商品を販売  愛知県名古屋市の金山総合駅で岐阜県観光物産展

〈『日本養殖新聞』2025年6月15日号寄稿〉 (一社)岐阜県観光連盟は5月30、31日の両日、愛知県名古屋市の金山総合駅で観光物産展を開いた。 30日には、岐阜県海津市のお千代保稲荷参道でウナギ店を営む「いなりや」が出店。蒲焼を使った三角パイやウナギ…

【新美貴資の「めぐる。〈156〉」】多様な仕事と人生 中学生に伝える

〈『日本養殖新聞』2025年6月15日号〉 三重県鳥羽市に、奈良県から中学2年生がやってきた。毎年5月に実施されている、奈良教育大学附属中学校の臨海実習である。 生徒たちが宿泊するホテルでは、夜に講話が開かれる。地域の持続に関わって生きている大人…

【新美貴資の「めぐる。〈155〉」】自然を象徴する かっぱとウナギ

〈『日本養殖新聞』2025年5月25日号寄稿〉 何年か前に名古屋駅の近くを流れていた笈瀬(おいせ)川のかっぱ伝説について調べ、別の媒体で記事を書いたことがあった。名古屋市内の中心部を流れていたこの川は、大正末期の頃から暗きょとなって今は見ることが…

【出演予定】CBCラジオ『河原崎辰也 いくしかないだろう!』平日スペシャル 河童捜索隊

以下の番組に出演します。 よろしければお聞きください。 CBCラジオ『河原崎辰也 いくしかないだろう!』 平日スペシャル 河童捜索隊 2025年5月29日(木)21~22時までの生放送 hicbc.com

中学2年生に向けて「自分の興味をふくらませて探求する」と題して講演しました

このほど、奈良教育大学付属中学校2年生の臨海実習における夜の講話で、「自分の興味をふくらませて探求する~水産ライターの仕事とは~」について話し、参加した学生のみなさんと交流を深めました。 この催しは、 ①伊勢・鳥羽の海や歴史、文化、地域に根差…

うなぎ大学・第1回キックオフ講座 「ニホンウナギをまもる」をテーマに望岡典隆氏が講演 主催:NPO法人SPERA森里海時代を拓く

〈『日本養殖新聞』2025年4月25日号寄稿〉 「うなぎ大学」の第1回キックオフの講座が4月17日夜、オンラインで開かれ、九州大学大学院特任教授の望岡典隆氏が「ニホンウナギをまもる」をテーマに講演した。 この催しは、若者を主体に有明海の再生やウナギ…

【オサカナハネタ】千葉県銚子市の銚子漁港を訪ねて記事を書きました

東京・豊洲市場の中央魚類が運営する、日本の魚食文化を発信し、人びとをつないでいくメディア「オサカナハネタ」に寄稿した記事がこのほど掲載されました。 今回は、千葉県銚子市の銚子漁港を訪ね、衛生管理された最新の魚市場で競りを見学。人気の海鮮料理…

なごや環境大学の環境コラムに寄稿した「身近な生き物である雑草 戦わない戦略で生き残る」が掲載されました

このほど、なごや環境大学の環境コラムに寄稿しました。 以前から興味を持っていた雑草について書きました。「雑」という言葉についても、もっと調べて考えてみたいです。 雑草以外にも、人の目につきにくいものの存在に着目して、そこから見えてくることに…

【新美貴資の「めぐる。」(154)】天職との出会い 好きなことをやる

〈『日本養殖新聞』2025年4月15日号寄稿〉 その人の生まれつき備わっている性質に最も合った職業である「天職」。それは、自分で探してつかみ取るものではない。与えられた場所で自分の役割を懸命に果たし、無心で打ち込むなかで巡り合うものではないか。 1…

【新美貴資の「めぐる。」(153)】会うことは暴力なのか 現場と経験から学ぶ

〈『日本養殖新聞』2025年3月15日号寄稿〉 人にばかり話せというのは、暴力なのだろうか。ある文章から目が離せなくなり、深く考えさせられた。 『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』(朝日新書)に、精神科医である斎藤環氏のインタビューが掲載…

【新美貴資の「めぐる。」(152)】言葉との出会い 自己をかき回す

〈『日本養殖新聞』2025年2月15日号寄稿〉 人は、生きていくなかでたくさんの言葉を受け取る。会話の中には、自分を成長させてくれたり、はっと気づかせてくれたりする相手からの言葉がある。 そうした言葉との出会いは不意にやってくる。これまでの人生を…

【新美貴資の「めぐる。」(151)】人間に備わる利他 言葉の力を信じて

〈『日本養殖新聞』2025年1月25日号寄稿〉 師走のその夜は、名古屋の都心にある鰻屋で友人と食事をする約束をしていた。移動するために乗車した地下鉄が目的の駅に着こうとする頃、通路を挟んで向かいの席に座っていた男性が突然床に崩れ落ちた。車内は混ん…

【2025年の年頭所感】水産界を注視し 話題を提供する

〈『日本養殖新聞』2025年1月25日号寄稿〉 新年あけましておめでとうございます。 昨年は体調を大きく崩してしまい、健康の大切さを意識するなかで、やりたい、やるべき、やれることが何かを自身に問い続ける一年でした。 国内外の情勢を振り返ると、痛まし…