里山川海を歩くライターの活動記録

水産のいろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

愛知県西尾市でナマズ試食会開催 養鰻関係者らが出席し意見を交わす

〈『日本養殖新聞』2012年寄稿、2020年5月31日加筆修正〉 多くの養鰻関係者らが出席したナマズ試食会 天然食材の保全と再生を目指すグループ「おかずトラスト」主催のナマズ試食会が2012年11月22日、愛知県西尾市の食事処「増左ェ門」であり、三河地域の養鰻…

第12回うなぎまつり 浜松・雄踏総合体育館で開催 好天に恵まれ8000人が来場

〈『日本養殖新聞』寄稿、2020年5月30日加筆修正〉 好天に恵まれ多くの人で賑わった 第12回うなぎまつり2012(浜名商工会うなぎまつり実行委員会主催)が2012年11月4日、静岡県浜松市の雄踏総合体育館・駐車場で開かれ、市民ら約8000人が来場した。好天に恵…

地元の清流で捕れた天然ウナギを味わう 下呂市で「ぎふ魚食文化サロン」

〈『日本養殖新聞』寄稿、2020年5月29日加筆修正〉 参加者が味わった天然ウナギ 魚料理を味わいながら交流を深め、新たな魚食文化の提案を考える「ぎふ魚食文化サロン」の第8回が2012年7月14、15日の両日、岐阜県下呂市金山町であり、県内外から20名以上が参…

浜名湖「ウォット」でウナギのエサやり体験 親子20人が参加し楽しむ

〈『日本養殖新聞』寄稿、2020年5月29日加筆修正〉 池のウナギにつくったエサをやる子どもたち 子どもたちを対象にした「ウナギのエサやり体験」が2012年6月2日、静岡県浜松市の浜名湖体験学習施設「ウォット」であり、親子ら約20人が参加した。「ウォット」…

海に生きる人びとのあふれる魅力。漁港や漁村を歩き見て聞く

〈2011年12月8月31日執筆、2020年5月29日加筆修正〉 昔からなぜか海が好きだった。 その想いは、齢を重ねるごとに輪郭をあらわにし、より熱を帯びてくる。 何かに突き動かされるように漁港を歩く。 太陽の光を浴び、空の色と混ざりあう海の色はいつ見ても異…

名古屋市場で魚食普及セミナー 食育関係者ら60名が学ぶ

〈『水産週報』2014年寄稿、2020年5月28日加筆修正〉 食育に携わる関係者を対象に開かれた 名古屋市中央卸売市場の本場(同市熱田区)で2014年2月8日、食育に携わっている関係者を対象にした「魚食普及セミナー」が開かれた。身近にある魚を使い、五感を駆使…

藻場・干潟を守り豊かな海づくりを 海の博物館館長の石原義剛氏が講演

〈『水産週報』2011年12月1日号寄稿、2020年5月28日加筆修正〉 四日市市で開かれ海の環境保全に取り組む市民団体などが参加した 三重県内で海の環境保全に取り組む市民団体などが参加して意見を交わす第2回「みえの海のフェスティバル」(海づくり会議みえ主…

森川海の連携で三河湾の復活を 愛知県田原市で畠山重篤氏が講演

〈『水産週報』2011年9月15日号寄稿、2020年5月28日加筆修正〉 「森は海の恋人」と題して畠山重篤氏が講演した 宮城県気仙沼市でカキ養殖を営み、牡蠣の森を慕う会代表、京大フィールド科学教育研究センター社会連携教授などを務める畠山重篤氏は2011年2月25…

森・川・海のつながりを守る 岐阜市内で「清流の国ぎふづくり県民大会」

〈『水産週報』2011年9月1日号寄稿、2020年5月28日加筆修正〉 「清流の国ぎふづくり宣言」を朗読する小、中学生 昨年6月に第30回全国豊かな海づくり大会が開かれた岐阜県。県内では、この大会を機に河川を保全する気運が高まり、各地で取り組みが進んでいる…

名古屋市場で初の「ふれあい市場まつり」 2万3000人が来場し市場の活気を体感

〈『水産週報』2010年11月15日号寄稿、2020年5月28日加筆修正〉 多くの人びとが来場し賑わった 押し寄せる一般市民で活気にわく名古屋の卸売市場。晴れわたる空が広がる10月の日曜。普段であれば静かな市場内がこの日は大きな喧騒に包まれ、かつてないほどの…

世界遺産の登録に向け、日韓の海女が参集 三重県志摩市で海女サミット開催

〈『水産週報』2010年10月15日号寄稿、2020年5月27日加筆修正〉 8県9地域から46人の海女が参加して開かれた 全国でもっとも海女漁が盛んな三重県の鳥羽・志摩地方。地元の自治体では海女文化の情報発信に力を入れており、浜では「海女小屋体験」が人気を集め…

食べ物とリンクする生物多様性 名古屋で「『さかな』を守る!漁業をまもる!」をテーマに意見交換

〈『水産週報』2010年10月1日号寄稿、2020年5月27日加筆修正〉 多くの参加者がつめかけ漁業への関心を深めた 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が2010年10月18日より、愛知県名古屋市で開かれる。地球環境への問題に関心が高まるなかで、190を超える…

名古屋市場で魚や流通について学ぶ 愛知県が企業と連携して親子食育教室を開催

〈『水産週報』2010年9月1日号寄稿、2020年5月27日加筆修正〉 マグロの中落ちをスプーンでとる子供たち 行政や企業、生産や流通、消費者団体など、さまざまな組織が主体となっての「食育」の取り組みが、各地で盛んに行われている。朝食を抜いたり、偏ったも…

流域の環境保全で漁業の再生を 環境フォーラムで元三重漁連部長の畑井育男氏が講演

〈『水産週報』2010年7月15日号寄稿、2020年5月27日加筆修正〉 会場には多くの参加者がつめかけた 株式会社エステム(愛知県名古屋市)主催の第20回環境フォーラム「水がつなぐ生命(いのち)~私たちの環境と海からの恩恵~」が2010年6月4日、名古屋市内で…

渥美半島・小中山地区 潜水・採貝漁の盛んな三河湾

〈『水産週報』2009年8月1日号掲載、2020年5月26日加筆修正〉 この地域でオオアサリと呼ばれるウチムラサキ 愛知県の東南端にある渥美半島は、三方を三河湾、伊勢湾、太平洋に囲まれた昔から漁業の盛んな地域。一年を通して多くの魚介類が水揚げされるが、な…

「駿河湾から伊豆海嶺の水産振興フォーラム」開催 海山の資源開発で漁業の発展を

〈『水産週報』2009年6月1日号寄稿、2020年5月26日加筆修正〉 地域漁業の発展に向けて調査研究のあり方を議論した 水産海洋地域研究集会・2008年度「駿河湾から伊豆海嶺の水産振興フォーラム」がこのほど、焼津市内で開かれた。水産海洋学会、東海大学海洋学…

焼きカキブームにわく鳥羽・浦村 消費拡大へ養殖業者が自ら販売

〈『水産週報』2009年5月15日号寄稿、2020年5月25日加筆修正〉 「牡蠣の国まつり」で人気を集めたカキのつめ放題 「海のミルク」と呼ばれ栄養たっぷりで人気のカキ。全国的な産地としては広島、宮城県が有名だが、三重県でもカキ養殖は盛んに行われている。…

水産海洋研究集会「熊野灘漁業を考える」開催 「付加価値を高め、消費者の要求に応える」

〈『水産週報』2009年5月1日号寄稿、2020年5月25日加筆修正〉 漁業の再生に向けて意見が交わされた 昨年夏の燃油高騰によって浮き彫りとなった脆弱な漁船漁業の経営体質。漁業者はどのようにして経営を改善し、収益の確保を図っていくべきか。 漁業のコスト…

「厳しい漁協経営、自助努力で改善を」フォーラム「三重の漁業どうする」漁連会長、漁業者、研究者らが意見発表

〈『水産週報』2008年10月15日号寄稿、2020年5月25日加筆修正〉 5人のパネリストがそれぞれの立場から意見を発表した 前回に続いて、2008年9月20日に海の博物館(石原義剛館長)主催で開かれたフォーラム「三重の漁業どうする」の模様を紹介したい。 石原館…

フォーラム「三重の漁業どうする」流通改革で手取りを増やす 宮原JF全漁連専務が講演

〈『水産週報』2008年10月1日号寄稿、2020年5月25日加筆修正〉 多くの漁業関係者らが参加して開かれた 海の博物館(石原義剛館長)主催のフォーラム「三重の漁業どうする」が2008年9月20日、三重県鳥羽市の同館内で開かれた。漁獲の減少や漁業者の高齢化、漁…

漁業の衰退に高まる不安 愛知県内の漁港を歩く

〈『水産週報』2008年8月15日号寄稿、2020年5月25日加筆修正〉 休漁中の漁船が並ぶ豊浜漁港 全国一斉休漁で愛知県内の漁業者も操業停止に踏み切った。燃油の高騰によって漁業経営は破綻寸前。赤字覚悟の出漁が続き、意欲の低下に歯止めがかからない。漁業者…

5月の水揚げが過去最高を記録 好漁で活気にわく篠島のシラス漁

〈『水産週報』2008年7月1日号寄稿、2020年5月25日加筆修正〉 多くのシラスが水揚げされ活気にわく荷捌き場 4月から始まった愛知県篠島のシラス漁が好調だ。漁が本格化する5月は、月別で過去最高の漁獲量を記録。産地市場には連日多くのシラスが水揚げされ、…

豊かな漁場を守り里海の再生へ ピーク迎える三河湾のアサリ漁

〈『水産週報』2008年6月1日号寄稿、2020年5月24日加筆修正〉 漁が最盛期に入った三河湾のアサリ アサリの漁獲量が全国トップの愛知県。主な漁場となる県内三河湾のアサリは産卵を前に身が太り、もっとも美味しく食べられる旬の時期を迎えている。3月からス…

多くの問題がある新漁業法

〈2019年6月1日執筆、伊勢・三河湾流域ネット―ワーク2019年総会関連企画『今伊勢湾と周辺で起きていること』の資料に寄稿、2020年5月24日加筆修正〉 昨年12月、漁業法が改正された。「水産資源の適切な管理」と「水産業の成長産業化」を目指す抜本的な「水産…

関市「松文養鯉場」の寒ナマズ 寿司職人が調理して頭から骨、皮まで味わう

〈2015年6月26日執筆、2020年5月23日加筆修正〉 関市の池で養殖されているナマズ ひげを生やした愛きょうのある顔と、ぬるりとした黒くて太い体から、独特な雰囲気をかもしだすナマズ。岐阜県の関市下有知地区で、ニシキゴイや食用コイ、ホンモロコなどを養…

長良川で生きる―若手漁師の「結」の物語(1) 一番難しい魚捕りの「ぼうちょう網漁」を体験

〈2015年7月28日執筆、2020年5月23日加筆修正〉 川漁師として長良川で生きる平工さん 「長良川で生きる」。そう固く誓い、強い意思を胸に秘めた一人の若き川びとがいる。 平工顕太郎さん。31歳。川漁師として、最年少の鵜舟船頭として、また漁舟でエコツアー…

飛騨金山七河川合流博覧会2015/郡上市和良町「和良おこし公民館」 香り豊かなウグイごはんを古民家で味わう

〈2015年7月2日執筆、2020年5月22日加筆修正〉 郡上市和良町の「和良おこし公民館」で開かれた 「鷹匠とウグイ、ハザコ」をテーマにした、見て聞いて味わう体験型の交流イベント「飛騨金山七河川合流博覧会2015」が3月7日、郡上市和良町で開かれた。 和良、…

郷土への愛着をこめて 復活した「美濃あゆにんめん」

〈2015年9月17日執筆、2020年5月22日加筆修正〉 辰巳屋の「美濃鮎にんめん」(1500円〈税別〉) 澄んだ空気が山あいを包み、広がる青空のもと、清らかな川の流れが躍動する。伝統の和紙作りやうだつの上がる町並みで知られる美濃市。自然と人が長く暮らし、…

「魚ぎ」の大将が教える 簡単!おススメおさかなレシピ〈夏の稚アユ編〉稚アユのフリッター エビマヨ風

〈2015年7月2日執筆、2020年5月21日加筆修正〉 市販されているドレッシングを使って野菜と味わう「稚アユのフリッター エビマヨ風」 旬の魚介を使ったおすすめの料理レシピを紹介するこのコーナー。今回取り上げる魚は、春から夏にかけて独特の香りが楽しめ…

「魚ぎ」の大将が教える 簡単おススメおさかなレシピ〈春のワカサギ編〉ワカサギのフリッター 和風煮びたし

〈2015年5月29日執筆、2020年5月21日加筆修正〉 お酒のつまみにもぴったりな「ワカサギのフリッター 和風煮びたし」 旬の魚介を使ったおすすめの料理レシピを紹介するこのコーナー。今回取り上げる魚は、冬から春にかけて身がふっくらとして脂がのるワカサギ…