里山川海を歩くライターの活動記録

水産のいろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

郡上市

『長良川STORY』に寄稿 竹の釣り竿の線が、奔流から魚を引き抜く。83歳の職人が守る「郡上竿」の伝統

長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 竹の釣り竿の線が、奔流から魚を引き抜く。 83歳の職人が守る「郡上竿」の伝統 nagaragawastory.jp

「長良川STORY」に寄稿 伝統のやなでアユにかぶりつく

長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 「伝統のやなでアユにかぶりつく」。 nagaragawastory.jp

日本一のアユを求め長蛇の列 郡上市和良町で「和良鮎まつり」開催

〈『日本養殖新聞』2014年寄稿、2020年6月12日加筆修正〉 「和良鮎」の塩焼きを販売するブースには多くの客が並んだ アユの産地として知られる岐阜県郡上市和良町で2014年10月26日、「和良鮎まつり」(鮎まつり実行委員会主催)が開かれ、市内外から約3000人…

飛騨金山七河川合流博覧会2015/郡上市和良町「和良おこし公民館」 香り豊かなウグイごはんを古民家で味わう

〈2015年7月2日執筆、2020年5月22日加筆修正〉 郡上市和良町の「和良おこし公民館」で開かれた 「鷹匠とウグイ、ハザコ」をテーマにした、見て聞いて味わう体験型の交流イベント「飛騨金山七河川合流博覧会2015」が3月7日、郡上市和良町で開かれた。 和良、…

【DoChubu掲載】〈おさかなブログ〉日本一のアユを味わう!郡上・和良町で「和良鮎まつり」開催

〈『DoChubu』2013年12月13日更新、2020年5月15日加筆修正〉 炭火でじっくりと焼かれていく「和良鮎」 岐阜県郡上市和良町のふるさとのイベントである和良フェスタ2013「和良鮎まつり」(同フェスタ実行委員会主催)が2013年10月27日、同町の道の駅和良・和…

【DoChubu掲載】郡上の山の恵みを体感!「長良川まんぱく」の体験プログラム「素材と命の神髄を知る!若手猟師と解体見学&山肉BBQ」

〈『DoChubu』2013年4月12日更新、2020年5月15日加筆修正〉 参加者も加わってシカの解体が行われた郡上市大和町にある作業場 長良川流域の食による地域おこしを応援するイベント「長良川まんぷく博覧会」(岐阜県、同博覧会実行委員会主催)の体験プログラム…

【DoChubu掲載】日本一の和良鮎を味わいつくす!「長良川まんぱく」の体験プログラム「五感でいただく貴重鮎の食べ比べ@山里の古民家」

〈『DoChubu』2013年4月9日更新、2020年5月15日加筆修正〉 炭火でじっくりと焼かれていく「和良鮎」 長良川流域の食による地域おこしを応援するイベント「長良川まんぷく博覧会」(岐阜県、同博覧会実行委員会主催)の体験プログラムの一つ、「五感でいただ…

〈新美貴資の「めぐる。(86)」〉神の使いであるウナギを守る 岐阜県郡上市・粥川を歩く

〈『日本養殖新聞』2019年8月25日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 岐阜県郡上市美並町の粥川に行ってきた。以前にも紹介したが、この地域ではウナギを神の使いとしてあがめ、昔から大切に守り続けている。毎年7月、星宮(ほしのみや)神社でウナギの供養祭…

〈新美貴資の「めぐる。(74)」〉ウナギの聖地で供養を行う 岐阜県郡上市・粥川で地元の調理師会が主催

〈『日本養殖新聞』2018年8月25日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 ウナギを神の使いとして守っている岐阜県郡上市美並町の粥川(かゆかわ)で7月25日、ウナギ供養祭が行われた。主催したのは郡上調理師会で、美並観光協会、郡上漁協との共催。会場となった…

〈新美貴資の「めぐる。(64)」〉伝統漁法で落ちアユを捕る 岐阜県・長良川のやなと瀬張網漁

〈『日本養殖新聞』2017年10月15日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 落ちアユの季節がやってきた。秋になるとアユは産卵期に入る。オスは精巣、メスは卵巣が成熟し、遡上した川をくだる。岐阜県の美濃地方を縦断する長良川では、中流を中心にこのときのアユ…

〈新美貴資の「めぐる。(61)」〉可能性を探り最上を目指す 「炭火焼うなぎ 魚寅」店主 村井俊之さん

〈『日本養殖新聞』2017年7月15日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 岐阜県郡上市の水と城の町「郡上八幡」にやってきた。そびえる山城を見上げ、歴史の年輪を感じる城下町を歩く。清らかな長良川と吉田川が合流するこの地域は、人びとの生活のなかに川があり…

〈新美貴資の「めぐる。(60)」〉町の宝をみんなで守る 和良川のアユ友釣りが解禁

〈『日本養殖新聞』2017年6月15日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 けっして広くはない川の両岸をおおうように、たくさんの長い竿がならぶ。釣り人たちは、流れのなかの一点を見つめて動かない。清らかな水流は緑の風景のなかで躍動する。岐阜県郡上市の和良…

〈新美貴資の「めぐる。(57)」〉日本一のアユで町をおこす 和良おこし協議会事務局長 加藤真司さん

〈『日本養殖新聞』2017年3月15日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 郡上の里に春がやってきた。城下町の八幡を中心に、山村が点在する岐阜県郡上市。清らかな水の恵みが、豊かな暮らしと多様な文化を育んだ。長い年月をかけ風土に人びとの営みが溶けこみ、自…

〈新美貴資の「めぐる。(54)」〉長良川流域の自然環境を守る 株式会社郡上割り箸 割り箸・木育事業部長 野村純也さん

〈『日本養殖新聞』2016年12月15日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 雨にぬれた路面がゆっくりと乾き、頭上をおおっていた厚い雲が流れ青空がひろがる。「水のまち」と呼ばれる、岐阜県は郡上市八幡町にやってきた。 同市は長良川の上流域にあり、吉田川と小…

〈新美貴資の「めぐる。(43)」〉ウナギを食べない信仰の里 郡上市美並町の粥川を訪ねる

〈『日本養殖新聞』2016年1月25日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 ウナギを食べない風習が伝わり、いまも守られている地域があるのを知っているだろうか。岐阜県郡上市美並町の粥川(かゆかわ)。美濃の山奥にある小さな山里で、その伝承は語り継がれ、ウナ…

〈新美貴資の「めぐる。(29)」〉自然に畏怖し感謝する 石徹白漁協組合長 石徹白隼人さん

〈『日本養殖新聞』2014年10月15日号掲載、2020年4月15日加筆修正〉 青空に浮かぶうろこ雲をあおぎ、頬をなでるひんやりとした風を受け、深まる秋の訪れを知る。観光客でにぎわう岐阜県の郡上八幡をこえて、一路北上。たどり着いた白鳥の街から、さらに曲り…

〈新美貴資の「めぐる。(25)」〉自然が一番の遊び場 料理旅館「清竜」・「杉ケ瀬ヤナ」を経営する 森尾清左衛門さん

〈『日本養殖新聞』2014年6月15日号掲載、2020年4月14日加筆修正〉 前回に続いて、訪れたのは「水の都」。岐阜県郡上市の中心をなす八幡町から、蛇行する長良川を縫うようにしてのぼり、北へと向かう。八幡をこえて隣接する大和町にはいると、まわりを囲む、…

〈新美貴資の「めぐる。(24)」〉自然を思いやる 「郡上だも」を伝承する釣り師 成瀬博明さん

〈『日本養殖新聞』2014年5月10日号掲載、2020年4月14日加筆修正〉 岐阜県の中央にあって、奥美濃地方にひろがる郡上市。市の中心をなす八幡町は、長良川、吉田川、小駄良川の三川が合流する「水の都」として知られる。豊かな名水が長い年月をかけて人びとの…

〈新美貴資の「めぐる。(3)」〉川とともに生きる 郡上・和良川漁師 大澤克幸さん

〈『日本養殖新聞』2012年8月15日号掲載、2020年4月13日加筆修正〉 多くのアユ釣り客を魅了してやまない数多の山河がひしめく岐阜県郡上市。なかでも同市の最奥にある和良町で釣れた香魚は、絶品との誉れが高い。この小さな盆地の山里で成長したアユが「清流…