里山川海を歩くライターの活動記録

水産のいろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

2020-02-22から1日間の記事一覧

〈新美貴資の「めぐる。(5)」〉製品の魅力をみがき消費者にアピール 「うなぎボーン」を製造する「京丸」代表取締役 片川喜好さん

〈『日本養殖新聞』2012年10月15日号掲載、2020年4月13日加筆修正〉 ウナギの中骨を揚げて味付けした「うなぎボーン」。スナック感覚でつまめる手軽さにカリっとした歯ごたえ、後をひく香ばしさから食べだしたら止まらない。いまや多くの会社が中骨を使った…

〈新美貴資の「めぐる。(4)」〉飽くなき探究心をもち続ける うなぎ専門店「新城」店主 山下栄司さん

〈『日本養殖新聞』2012年9月15日号掲載、2020年4月13日加筆修正〉 三重県の桑名といえば、木曽三川の河口で獲れるハマグリやシジミが古くからの特産として有名だが、養鰻も昔から盛んなところ。かつて全国有数のウナギ生産県であった三重においては、いまも…

〈新美貴資の「めぐる。(3)」〉川とともに生きる 郡上・和良川漁師 大澤克幸さん

〈『日本養殖新聞』2012年8月15日号掲載、2020年4月13日加筆修正〉 多くのアユ釣り客を魅了してやまない数多の山河がひしめく岐阜県郡上市。なかでも同市の最奥にある和良町で釣れた香魚は、絶品との誉れが高い。この小さな盆地の山里で成長したアユが「清流…

〈新美貴資の「めぐる。(2)」〉地元への思いを胸に喜ばれるウナギを提供 白焼き持ち帰り専門「うなぎの井口」店主 井口恵丞さん

〈『日本養殖新聞』2012年7月15日号掲載、2020年4月13日加筆修正〉 汽水の浜名湖が広がる静岡県浜松市は、昔から養鰻の産地として名をはせてきた。同市は人口80万人を擁する楽器や輸送機器、繊維などの製造業が盛んな工業都市でもあり、ウナギの消費量は全国…

〈新美貴資の「めぐる。(1)」〉風土がうんだ伝統の味を守る 川魚料理「魚勝」店主 佐藤勝敏さん

〈『日本養殖新聞』2012年6月15日号掲載、2020年4月13日加筆修正〉 木曽と長良の2つの河川にはさまれた水郷地帯にある岐阜県羽島市。ここで100年以上にわたり営みを続ける川魚料理「魚勝」がある。 「天然のウナギは味も香りも脂も違う」。店主の佐藤勝敏さ…

自己紹介

新美 貴資(にいみ・たかし) 1973年愛知県名古屋市生まれ。長崎大学水産学部漁業科学系卒業。 東京での水産業界紙記者をへてフリーライターに。現在は、東海地方(愛知、岐阜、三重県)の伊勢・三河湾とその流域を中心に漁業や漁師、魚食、海の祭り、職人仕…

漁業・漁村・魚食の魅力を発信しています

四方を海に囲まれた日本の沿岸には、津々浦々に浜があり、たくさんの漁村が点在しています。各地の浜では、いろいろな漁法による漁業が行われ、四季を通して多種の魚介類が水揚げされています。漁獲された魚が食卓に届くまでには、流通や加工などの工程にお…