東京・豊洲市場の中央魚類が運営する、日本の魚食文化を発信し、人びとをつないでいくメディア「オサカナハネタ」に寄稿した記事がこのほど掲載されました。 福島県相馬市の松川浦漁港を訪ね、セリを取材。地元の魚料理である「浜焼き」を味わいました。 www…
〈『日本養殖新聞』2024年11月15日号寄稿〉 気が付いたら50歳を過ぎていた。地元の同級生たちはみんな仕事や家庭、地域で役目を担いまっとうに生きている。今も独身で、どこにも身を置く所がない流れ藻のような私は、何をしているのだろうと思う。 最近、体…
〈『日本養殖新聞』2024年10月15日号掲載〉 9月の初めに腸閉塞になってしまった。四日間、家で寝たきりで何も食べることができなかった。食べ物を口に入れることができるようになって、体の中に栄養がいきわたり、生きる力が戻ってくるのを感じた。 回復の…
〈『日本養殖新聞』2024年9月15日号寄稿〉 多様であることは豊かであること。 最近、この言葉の持つ意味を考えている。本紙2017年5月25日号の連載で長良川のアユ漁のことを書いたが、その中で私はこの言葉を使っている。 多様とは、いろいろな種類があるこ…
〈『日本養殖新聞』2024年8月25日号寄稿〉 いつからだろう、下を向いて歩くようになったのは。コロナ禍で世の中が暗たんとし、不安に押しつぶされそうになっていた頃、近所をよく散歩していた。沈みがちな気分に合わせるかのように目線も足元に下りてしまい…
岐阜のラジオ局、FMわっち「岐阜の輝き人」におさかなライターとして出演させていただきました。 放送は、8月19日(月)朝10時30分、夜は7時30分から放送です 8月21日(木)はお昼11時30分から、23日(土)は夜9時30分から再放送があります。 www.fm-watch.jp
岐阜市のラジオ局、FMわっちの「岐阜の輝き人」におさかなライターとして出演させていただきました。 8月15日(木)は午前11時30分から、17日(土)は午後21時30分から再放送があります。 FMわっちは78.5MHzで、放送はインターネットでもお聴きいただけます。 ww…
このほど、なごや環境大学に寄稿した記事が掲載されました。 プランクトンネットを自作して、名古屋市内のため池で動物プランクトンを採取。顕微鏡で観察してみました。身近な水域にいる動植物プランクトンをもっと探して、詳しく観察してみたいです。 www.n…
〈『日本養殖新聞』2024年7月15日号寄稿〉 この国にウナギのことわざはどれくらいあるのか。疑問がわいたので調べてみた。そうしたら、ものすごい数にのぼることがわかり驚いた。その多くは初めて知るものばかりで、ウナギを通して見えてくることばの世界に…
中央魚類が運営する、日本の魚食文化を発信し、人びとをつないでいくメディア「オサカナハネタ」に寄稿した記事が、このほど掲載されました。 今回は、茨城県大洗町の大洗漁港を訪ね、魚市場のセリを見て、漁協が経営する食堂で生シラスを食べました。 そこ…
〈『日本養殖新聞』2024年6月15日号寄稿〉 10年くらい前だろうか、携帯電話店で契約の手続きをしていたら突然男の怒鳴り声が響き、店内の空気が凍りついた。私の近くにいた高齢男性が激昂し、応対していた若い女性店員は恐怖で顔が青ざめ、硬直したまま動く…
中央魚類が運営する、日本の魚食文化を発信し、人びとをつないでいくメディア「オサカナハネタ」に寄稿した記事がこのほど掲載されました。 「サカナハメグル」のなかで、千葉県館山市の船形漁港とそこで食べた魚を紹介しています。 www.chuogyorui.com
名古屋市名東生涯学習センターで先週から始まった「〈なごや学〉【名東区制50周年記念】名東区の歴史を様々な視点から見る」の連続講座。 全5回のうちの第2回が2024年5月28日に開かれ、「香流川から見る名東区」をテーマに講師を務めました。流路12kmほどの…
〈『日本養殖新聞』2024年5月25日号寄稿〉 名古屋のウナギ商戦がますます過熱している。特に「名駅」や「栄」などの中心街では、数年くらい前からウナギ専門店の開業が止まらない。都心には20を超えるウナギ店が密集している。この勢いは、まだしばらく続く…
〈『日本養殖新聞』2024年4月25日号寄稿〉 名古屋市西区でウナギ料理店「うなぎ家 しば福や」を運営する「柴田水産」(柴田範一社長)は4月10日、同市中村区に「那古野(なごや) しば福や」をオープンした。 同店は、名古屋駅から徒歩約七分の好立地にある…
〈『日本養殖新聞』2024年4月15日号寄稿〉 伊勢湾と長良川が抱えている問題について考えるシンポジウム「海と川」が3月31日、岐阜市内であった。長良川市民学習会など約30団体からなる、よみがえれ長良川実行委員会が主催し、市民ら約100人が参加した。同委…
2024年3月31日、岐阜市内であったよみがえれ長良川実行委員会によるシンポジウム「海と川」に参加してきました。そのなかで「伊勢湾の水産業をめぐって」と題して報告し、その後の討論にも加わらせてもらいました。 報告では、これまでに伊勢湾の各地の漁港…
〈『日本養殖新聞』2024年3月15日号寄稿〉 「気持ちがイライラしていると作る料理がしょっぱくなる」。昔、西洋料理のシェフから聞いた言葉だ。 料理には精神が宿る。こうしたことは、作る側だけでなく食べる側にもいえるのではないか。仕事の納期に追われて…
〈『日本養殖新聞』2024年2月15日号寄稿〉 先日、牛丼チェーンの吉野家で鰻重を食べた。驚いた。予想していた味よりも、ずっと食べやすくて満足感を覚えたからだ。別の日には、名古屋市内に昨年開店した、ウナギ専門の格安チェーンである「鰻の成瀬」にも行…
〈『日本養殖新聞』2024年1月25日号〉 2024年は重く苦しい年明けになった。能登半島地震、羽田空港の衝突事故、北九州市の大規模火災……。痛ましい災害や事故などが各地で起き、おめでという言葉を発することも、耳にすることもほとんどないままに年始を過ご…
2024年1月16日、岐阜県各務原市の稲羽東福祉センターで開かれたライフカレッジの講師を務めてきました。ライフカレッジは、60歳以上ならだれでも参加できる、同市で実施されている市民の方を対象にした講座です 今回は「水産業とさかなについて学ぶ」をテー…
〈『日本養殖新聞』2024年1月10日号寄稿〉 新年あけましておめでとうございます。 今年は昨年に続いて、東海や名古屋の地域、またそうした所の歴史という視点から、水産資源や生き物として見るだけではないウナギの魅力をもっと探し求めていきたいです。 各…
インターネットラジオ局「ゆめのたね」の番組「send cheers(エールを送る)」(パーソナリティ:ほーちゃんさん)にこのほど出演しました。 取材のテーマにしてきた水産業、ライターとしての活動、地元で取り組んでいる卓球の普及や指導、資格を取得してい…
〈『日本養殖新聞』2023年12月15日号寄稿〉 今年の秋以降に発表されたニュースの中から気になったものを取り上げて、ウナギ業界のこれからについて少し考えてみたい。 そのニュースは、以下の2つのネット記事である。 ①“サステナブルな餌料と養殖で生まれた…
〈『日本養殖新聞』2023年11月15日号寄稿〉 以前に愛知県に存在する鰻の付く地名について書いた。私が調べたところによると、県内には12ケ所の鰻の地名が残っている。その中の1つに、岡崎市羽根町の「鰻池」がある。それはかつてあった池の呼び名で、現在は…
〈『日本養殖新聞』2023年10月15日号寄稿〉 以前から「うなぎ」の文字が気になっていて、昨年くらいから少しずつ集めるようになった。現在は「街のうなぎ収集者」となり、カメラを持って名古屋市内を時々歩いている。 集めているのは、主に鰻屋の看板に描か…
〈『日本養殖新聞』2023年9月15日号寄稿〉 自分の好きなウナギ。それは、味だけではないということが、最近になってわかってきた。その店が持っている雰囲気、人格ならぬ「店格」とでもいうのだろうか。そうしたところに惹かれ、また食べに行きたいと思うこ…
「地元で語り継がれる 笈瀬川のかっぱ伝説」 なごや環境大学の環境コラムに寄稿しました。 大正末期頃まで名古屋駅の近くを流れていた笈瀬川と、そこに伝わるかっぱの昔話。 かつての川筋を歩いて、調べていく過程は面白かったです。 字数に限りがあり、かっ…
〈『日本養殖新聞』2023年8月25日号寄稿〉 講師を依頼され、今月に岐阜県各務原市で開かれる予定であった、小学生を対象にした体験講座。2年前から毎年やってきたが、今年は申込者が少なく、残念ながら中止となった。 この講座では、東海地方を中心にこれま…
〈『日本養殖新聞』2023年7月25日号寄稿〉 以前に、愛知県名古屋市中区にかつて存在した「蒲焼町」を取りあげた。蒲焼町は、起源や歴史について諸説あり、謎が多い。今回はさらに調べを進めて、考えてみたい。 名古屋の城下町で、碁盤の目のように区画された…