【伝承文化】
〈『日本養殖新聞』2024年11月15日号寄稿〉 気が付いたら50歳を過ぎていた。地元の同級生たちはみんな仕事や家庭、地域で役目を担いまっとうに生きている。今も独身で、どこにも身を置く所がない流れ藻のような私は、何をしているのだろうと思う。 最近、体…
〈『日本養殖新聞』2024年7月15日号寄稿〉 この国にウナギのことわざはどれくらいあるのか。疑問がわいたので調べてみた。そうしたら、ものすごい数にのぼることがわかり驚いた。その多くは初めて知るものばかりで、ウナギを通して見えてくることばの世界に…
名古屋市名東生涯学習センターで先週から始まった「〈なごや学〉【名東区制50周年記念】名東区の歴史を様々な視点から見る」の連続講座。 全5回のうちの第2回が2024年5月28日に開かれ、「香流川から見る名東区」をテーマに講師を務めました。流路12kmほどの…
〈『日本養殖新聞』2023年11月15日号寄稿〉 以前に愛知県に存在する鰻の付く地名について書いた。私が調べたところによると、県内には12ケ所の鰻の地名が残っている。その中の1つに、岡崎市羽根町の「鰻池」がある。それはかつてあった池の呼び名で、現在は…
〈『日本養殖新聞』2023年7月25日号寄稿〉 以前に、愛知県名古屋市中区にかつて存在した「蒲焼町」を取りあげた。蒲焼町は、起源や歴史について諸説あり、謎が多い。今回はさらに調べを進めて、考えてみたい。 名古屋の城下町で、碁盤の目のように区画された…
〈『日本養殖新聞』2023年3月15日号寄稿〉 人間は命を奪って生きている。毎日の食卓にならぶたくさんの食物。それらは、地球が育てた動物や植物である。私たちは、無数の命から生きる糧を得ている。 それなのに、食べる物の価値は軽んじられ、お金さえあれば…
〈『日本養殖新聞』2023年1月25日号寄稿〉 これまでにこの連載で「鰻」のつく地名について何度か書いてきた。今年は、ウナギのいろいろな世界のなかでも、特に地名について力を入れて調べてみたいと思っている。 愛知県に残っている、またはかつて存在した鰻…
〈『日本養殖新聞』2022年12月15日号寄稿〉 愛知県内にウナギの伝説があった。愛知は、ウナギの生産と消費が盛んで、食文化が栄えている。また、県内には「鰻」の付く地名が多い。愛知とウナギには、深いつながりがある。 だから、神の使いであるウナギに導…
〈『日本養殖新聞』2022年11月15日号寄稿〉 名古屋に巨大鰻が現れる。そんな出来事が150年以上前の江戸時代にあり、当時の人々を驚かせたようだ。 巨大鰻が出現した場所は、現在の「ささしまライブ駅」(中村区)近くから名古屋港(港区)を結ぶ中川運河で、…
〈『日本養殖新聞』2022年9月15日号寄稿〉 津うなぎ専門店組合(上原正広組合長)は8月29日、同市内でウナギ供養を行い、その後に放流行事を実施した。 行事は、組合に加盟する「はし家」「新玉亭」「大観亭支店栄町本店」「両口屋」の四店舗によって行わ…
〈『日本養殖新聞』2022年6月15日号寄稿〉 世の中では、多くの「供養」が行われている。供養とは、「仏前や死者の霊前に有形・無形の物を供え、加護を願い冥福(めいふく)を祈るための祭事を行うこと」とある(新明解国語辞典〈第五版〉)。 ネットで「供…
〈『日本養殖新聞』2022年5月25日号寄稿〉 これまでの価値観が崩れて、守られてきた伝統や美徳がどんどん壊されている。そして、その勢いはさらに加速度を増している。文明の発展は、人間を幸せにしてきたのだろうか。縄文時代のことを調べていると、当時の…
〈『日本養殖新聞』2022年4月15日号寄稿〉 日本人はいつからウナギを食べていたのか。どんな漁法で捕まえ、どうやって食べていたのだろう。疑問と興味がふくらんでいくなかで、時代をさかのぼり「縄文」にたどり着いた。 『縄文の思想』(瀬川拓郎、講談社…
〈『日本養殖新聞』2021年6月15日号寄稿〉 いつ、だれが、どのようにして付けたのか。前回の続きで、名古屋市名東区にある「鰻廻間(うなぎはざま、以下、異字体を新字体に改める)」の地名について考えてみた。 どんな名前にも必ず命名者がいる。そこには…
三谷祭。愛知県蒲郡市にて。2015年10月25日撮影。
亀崎潮干祭り。愛知県半田市亀崎町にて。2014年5月4日撮影。
亀崎潮干祭り。愛知県半田市亀崎町にて。2014年5月4日撮影。
亀崎潮干祭り。愛知県半田市亀崎町にて。2013年5月4日撮影。
亀崎潮干祭り。愛知県半田市亀崎町にて。2013年5月4日撮影。
野島祭の船団パレード。愛知県南知多町篠島にて。2012年7月15日撮影。
野島祭の船団パレード。愛知県南知多町篠島にて。2012年7月15日撮影。
亀崎潮干祭り。愛知県半田市亀崎町にて。2012年5月4日撮影。
亀崎潮干祭り。愛知県半田市亀崎町にて。2012年5月4日撮影。
愛知県半田市亀崎町の亀崎潮干祭より。2012年5月4日撮影。
三重県鳥羽市答志島の八幡祭より。2012年2月12日撮影。
三重県鳥羽市答志島の八幡祭より。2012年2月12日撮影。
〈『日本養殖新聞』2020年10月25日号寄稿〉 鰻沢、鰻田、うなぎ(へんは魚。つくりは、上から「なべぶた」「回」「日」「一」)廻間……。愛知県には「鰻(他の字体を含む)」のつく地名がいくつかある。きちんと調べてみなければならないが、魚類のなかでもそ…
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 川の魅力を伝えるカフェをオープン!若き川漁師が伝えたい「川文化」とは? nagaragawastory.jp
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 竹の釣り竿の線が、奔流から魚を引き抜く。 83歳の職人が守る「郡上竿」の伝統 nagaragawastory.jp
長良川流域をディープに楽しむウェブサイト『長良川STORY』で、2017年に連載した「お魚ライター新美の長良川おさかな帖」から過去の記事を紹介します。 「種付けでアユの命をつなぐ。川漁師たちの秋」。 nagaragawastory.jp