里山川海を歩くライターの活動記録

水産のいろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【DoChubu掲載】〈お茶特集〉西尾産抹茶を使ったデザートが人気の「葵製茶本店」

〈『DoChubu』2010年4月28日更新、2020年4月20日加筆修正〉 石臼挽きしたこだわりの抹茶でうま味と香り、風味を味わう 葵製茶本店で大人気の「抹茶ロールケーキ」 抹茶の産地として全国でも有名な愛知県西尾市。中心街から郊外へ向かうと、茶畑が一面に広が…

【DoChubu掲載】〈お弁当特集〉地産品でこだわりの弁当を販売する長久手町の「あぐりん村」

〈『DoChubu』2010年3月28日更新、2020年4月20日加筆修正〉 口に入れると伝わる手作りのぬくもり ボリュームがあってとても豪華な今枝さんのお弁当 口にいれると手作りのぬくもりが伝わってくる。そんなお弁当を愛知県の長久手町で見つけました。 自然にめぐ…

【DoChubu掲載】〈酒特集〉こだわりの手づくりで本物のうまさを追求する地酒蔵「山崎合資会社」

〈『DoChubu』2010年3月11日更新、2020年4月20日加筆修正〉 幡豆の風土が育む良質なお酒 こだわりのお酒をつくり続けている、社長の山崎厚夫さん(左)と杜氏の山崎久義さん 美しい三河湾国定公園にかこまれた愛知県の幡豆町。目の前には穏やかな海原が広が…

【DoChubu掲載】大人気の焼きガキ食べ放題!森、川、海の恵みをうけて育つ鳥羽の「浦村カキ」

〈『DoChubu』2010年3月2日更新、2020年4月20日加筆修正〉 冬から春先にかけておいしいのがカキです。この時期は栄養をたっぷり蓄えていることから、味も良くて身もぷりぷり。グリコーゲンやタウリン、カルシウムなど多くの栄養成分を含んでいて、「海のミル…

【DoChubu掲載】「地産地消レシピ」の向山先生ってどんな人?

〈『DoChubu』2009年12月7日更新、2020年4月20日加筆修正〉 「地産地消レシピコーナー」で、木曽川流域の食材(11月号:木祖村の御嶽白菜、12月号:木曽町のすんき)を使ったレシピを考案し、作り方のポイントを動画で紹介してくださっている名古屋調理師専…

【DoChubu掲載】木曽三川の河口で育まれた桑名のハマグリを味わう!第37回「味わって知る わたしたちの海」

〈『DoChubu』2010年8月5日更新、2020年4月20日加筆修正〉 木曽三川の河口でとれたハマグリ。プリプリの身にはうま味がいっぱいつまっています なごや環境大学共育講座「味わって知る 私たちの海」(主催:伊勢・三河湾流域ネットワーク、山崎川グリーンマッ…

【DoChubu掲載】豊浜でとれた新鮮なアナゴ、アカシャエビを調理して味わう!第36回「味わって知る わたしたちの海」

〈『DoChubu』2010年6月28日更新、2020年4月20日加筆修正〉 揚げたてのアナゴの天ぷら。身はふっくらでとてもやわらかです なごや環境大学共育講座「味わって知る わたしたちの海」(主催:伊勢・三河湾流域ネットワーク、山崎川グリーンマップ)の今年度(2…

【DoChubu掲載】カサゴやシャコなど南知多でとれた魚を調理!第35回「味わって知る わたしたちの海」

〈『DoChubu』2010年6月1日更新、2020年4月20日加筆修正〉 最小限の下処理で、無駄なくおいしく この日調理したカサゴ、アカシャエビ、エイなどの煮付け。塩茹でしたシャコ。 クロダイのアラでつくった味噌汁など。最小限の下処理で無駄なく、おいしくいただ…

【DoChubu掲載】たっぷりつまった身が魅力の三河湾のアサリ

〈『DoChubu』2010年5月29日更新、2020年4月19日加筆修正〉 生産量は愛知県が全国一。めぐまれた環境で盛んな漁 三河湾の大粒のアサリ。身が太って味も濃厚です 味噌汁や酒蒸しにして食べるとおいしいアサリ。調理も簡単で、近所のスーパーや魚屋で購入する…

【DoChubu掲載】唐揚げが人気!刺身でも焼いてもおいしい、旬を迎えた蒲郡のメヒカリ

〈『DoChubu』2009年12月7日更新、2020年4月19日加筆修正〉 みなさんはメヒカリという魚を知っていますか?正式な名前はアオメエソ。体長は15~20センチぐらいで、相模湾から東シナ海の水深200~300メートルにすんでいます。愛知県では、水揚げの9割以上が蒲…

【DoChubu掲載】伊勢湾の恵みを受け、多くの魚介類で活気にわく南知多町・豊浜

〈『DoChubu』2009年10月15日更新、2020年4月19日加筆修正〉 わたしたちにとって身近な海である伊勢・三河湾は、多くの魚介類が獲れる全国でも有数の豊かな漁場です。湾に面した各漁港では、季節ごとに旬の魚が水揚げされ、産地から消費地へと出荷されていま…

〈新美貴資の「めぐる。(92)」〉生き物の消えた都会の川を歩く  愛知県長久手市から名古屋市を流れる植田川

〈『日本養殖新聞』2020年2月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 橋の上を多くの車が走り抜ける。頭上の高架を、重い音を響かせながら鉄道が通り過ぎる。日の当たらない川面に視線を落とす人はいない。眼下では、音の聞こえない、ゆっくりとした水の流れが…

〈新美貴資の「めぐる。(91)」〉ウナギの魅力とは 日本人と関わりの深い生き物

〈『日本養殖新聞』2020年1月25日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 取材でウナギと関わるようになって10年近くになる。本紙で記事を書くようになってからであるが、年を経るごとに、この魚にますます惹かれている。 今回は、私が思うウナギの魅力について書…

〈新美貴資の「めぐる。(90)」〉現代のため池にもウナギはいる  愛知県日進市・岩藤新池の池殺生

〈『日本養殖新聞』2019年12月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 11月下旬、再び愛知県日進市の岩藤新池を訪れた。ため池のほとりで、会う約束を交わしていた加藤英俊さん(74歳)が笑顔で迎えてくれた。この地域の自然を守る「水源の里の会」の代表を務…

〈新美貴資の「めぐる。(89)」〉都会の川にウナギはいるのか  愛知県長久手市の鴨田川を辿る

〈『日本養殖新聞』2019年11月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 矢田・庄内川をきれいにする会による「水辺の再生と川の健康診断」の催しが10月27日、愛知県名古屋市で開かれた。矢田川と庄内川は、それぞれ尾張地方を流れる同じ水系の一級河川で、同市…

〈新美貴資の「めぐる。(88)」〉身近な魚だったウナギ 愛知県日進市の岩藤新池を歩く

〈『日本養殖新聞』2019年10月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 愛知県日進市の岩崎城歴史記念館で特別展「にっしんの歴史と動物」がこのほど開かれた。牛や馬、鳥、魚など人と動物に関わる歴史について、市に保存されている文章や絵図、道具など約50点…

〈新美貴資の「めぐる。(87)」〉自然と人をつなぐウナギ 名古屋市名東区の鱣廻間を歩く

〈『日本養殖新聞』2019年9月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 全国に鰻の付く地名はいくつもあるが、なかでも愛知県下に多いという(佐野賢治著『虚空蔵菩薩信仰の研究』より)。『愛知県地名収覧』には鱣池、鰻沢、鰻田、鱣谷など11の地名が載っている…

〈新美貴資の「めぐる。(86)」〉神の使いであるウナギを守る 岐阜県郡上市・粥川を歩く

〈『日本養殖新聞』2019年8月25日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 岐阜県郡上市美並町の粥川に行ってきた。以前にも紹介したが、この地域ではウナギを神の使いとしてあがめ、昔から大切に守り続けている。毎年7月、星宮(ほしのみや)神社でウナギの供養祭…

〈新美貴資の「めぐる。(85)」〉東海で生まれたうま口文化 名古屋城下の蒲焼町を歩く

〈『日本養殖新聞』2019年7月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 近年、急速な変貌を遂げている愛知県名古屋市。人口は2016年に230万人を突破した。名古屋駅の周辺「名駅エリア」の再開発はさらに進み、周辺の市町村の発展もめざましい。 変化の止まない名…

〈新美貴資の「めぐる。(84)」〉安心や感動がおいしさにつながる ミシュランガイド愛知・岐阜・三重二〇一九特別版

〈『日本養殖新聞』2019年6月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」が先月出版された。名古屋では地元メディアが大きく取り上げ、ガイドに掲載された市内のウナギ店を紹介するニュース番組もあった。 ミシュ…

〈新美貴資の「めぐる。(83)」〉新漁業法の問題点を探る 丸亀市で食と漁の地域未来フォーラム

〈『日本養殖新聞』2019年5月25日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 「『新漁業法』は沿岸漁業と漁協経営にどのような影響をおよぼすか」をテーマにした第2回食と漁の地域未来フォーラムが4月6日、香川県丸亀市で開かれた。 主催したのは、全国沿岸漁民連絡協…

〈新美貴資の「めぐる。(82)」〉理念や具体像が不明の水産改革 日本水産学会がミニシンポ

〈『日本養殖新聞』2019年4月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 日本水産学会春季大会が3月26日から29日まで、東京海洋大学で開かれた。同学会水産政策委員会主催のミニシンポジウム「『水産政策の改革について』の意義と問題点」が26日にあり、参加した…

〈新美貴資の「めぐる。(81)」〉長良川の文化をどう守るか 奪われた生命の循環

〈『日本養殖新聞』2019年3月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 1月、岐阜市の長良川を歩いた。鵜飼い大橋から下流を望むと、異様な光景が広がっていた。何台もの大きな重機が川の中に入り、川底を掘削したり、砂礫を運んだりしている。天然アユが付く金…

〈新美貴資の「めぐる。(80)」〉長良川に生きた 職漁師・大橋亮一さんを悼む

〈『日本養殖新聞』2019年2月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 職漁師・大橋亮一さん(岐阜県羽島市)が先月24日、病気のため亡くなった。83歳だった。豊かだった頃の長良川を知る、数少ない職漁師の一人だった。 昭和の戦後、高度経済成長期からの工場…

〈新美貴資の「めぐる。(79)」〉鰻業界の生産者を大事にしたい 「うな富士」相談役 水野尚樹さん

〈『日本養殖新聞』2019年1月25日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 今回訪れたのは、愛知県名古屋市の中心街から少し離れた昭和区白金地区にある繁盛店である。「うな富士」。県外にも多くのファンを持つ同店は、この夜もたくさんの人びとで席が埋まり、にぎ…

〈新美貴資の「めぐる。(78)」〉漁業法改正を許してよいのか 奪われる漁民主権、内水面漁業・養殖業にも影響

〈『日本養殖新聞』2018年12月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 この原稿を書いている時点で、漁業法を改正する国会での審議が大詰めを迎えている。約70年ぶりとなる抜本的な改正は、「漁業権の免許の優先順位の廃止」「海区漁業調整委員会委員の公選制…

〈新美貴資の「めぐる。(77)」〉あふれる探究心で食べ歩く フリーライター・山室賢司さん

〈『日本養殖新聞』2018年11月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 日本人にとって、ウナギは古来より特別な生き物であったのだと思う。各地には、ウナギにまつわる伝説や「鰻」のついた地名がいくつも残っている。美味なる味わいはもちろんだが、謎の多い…

〈新美貴資の「めぐる。(76)」〉地元に愛される店をつくる 「うなぎ三代目魚梅」店長 高岡玲士さん

〈『日本養殖新聞』2018年10月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 今年7月、三重県津市の一身田(いっしんでん)地区にウナギ料理の店が開業した。「うなぎ三代目魚梅(うおうめ)」。近鉄「津駅」から二つ目の「高田本山(たかだほんざん)駅」で降り、歩…

〈新美貴資の「めぐる。(75)」〉津のうなぎ食文化を支えた121年に幕 う料理「藤屋」四代目 田辺昭裕さん

〈『日本養殖新聞』2018年9月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 地元の人びとから愛されてきた老舗のウナギ店が暖簾を下ろした。創業から121年を数える、津市新東町にある「藤屋」。四代目の田辺昭裕さん(59)が母・克子さんと長年営み、ウナギ料理を提…

〈新美貴資の「めぐる。(74)」〉ウナギの聖地で供養を行う 岐阜県郡上市・粥川で地元の調理師会が主催

〈『日本養殖新聞』2018年8月25日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 ウナギを神の使いとして守っている岐阜県郡上市美並町の粥川(かゆかわ)で7月25日、ウナギ供養祭が行われた。主催したのは郡上調理師会で、美並観光協会、郡上漁協との共催。会場となった…