里山川海を歩くライターの活動記録

水産のいろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

歴史

新美貴資の「めぐる。〈137〉」 大鰻と龍の伝説 愛知県岡崎市の鰻池

〈『日本養殖新聞』2023年11月15日号寄稿〉 以前に愛知県に存在する鰻の付く地名について書いた。私が調べたところによると、県内には12ケ所の鰻の地名が残っている。その中の1つに、岡崎市羽根町の「鰻池」がある。それはかつてあった池の呼び名で、現在は…

【新美貴資の「めぐる。(126)」】三河のウナギ伝説 坂上田村麻呂と鰻塚

〈『日本養殖新聞』2022年12月15日号寄稿〉 愛知県内にウナギの伝説があった。愛知は、ウナギの生産と消費が盛んで、食文化が栄えている。また、県内には「鰻」の付く地名が多い。愛知とウナギには、深いつながりがある。 だから、神の使いであるウナギに導…

【新美貴資の「めぐる。(125)」】名古屋の巨大鰻 江戸時代の中川を探訪する

〈『日本養殖新聞』2022年11月15日号寄稿〉 名古屋に巨大鰻が現れる。そんな出来事が150年以上前の江戸時代にあり、当時の人々を驚かせたようだ。 巨大鰻が出現した場所は、現在の「ささしまライブ駅」(中村区)近くから名古屋港(港区)を結ぶ中川運河で、…