里山川海を歩くライターの活動記録

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第6回三河一色うなぎまつり開催 好天に恵まれ西尾市・一色さかな広場に3万人が来場

〈『日本養殖新聞』2014年寄稿、2020年6月9日加筆修正〉

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約3万人が来場したまつりの会場

「第6回三河一色うなぎまつり」(同まつり実行委員会主催)が2014年6月7、8日の両日、愛知県西尾市一色町の「一色さかな広場」で開催された。ウナギをはじめとする地元の特産品の販売や様々なイベントが行われ、来場した約3万人の市民らでにぎわった。

全国有数の生産量を誇る一色産のウナギの他、農水産物や茶、地酒など、市内の特産品をアピールしようと開かれたこのイベントは市との共催によるもので、市観光協会の後援を受けて実施された。

まつりでは、2日間でウナギの丼3000食(一杯1000円)が販売された他、蒲焼きや白焼き(一尾1500円)、串蒲焼き(一串350円)、肝焼き(一串150円)などが、一色うなぎ漁協、西三河鰻販売組合、兼光水産などが構えるブースより提供され、多くの来場者が並んで買い求めた。市内のレストラン「グリルれんが亭」が販売した「うなぎコロッケ」(一個350円)も人気を集めた。

同漁協女性部によるレシピコンテストの優秀作品「うなぎのカレー唐揚げ」の試食(各日100食)や小中学生が参加した蒲焼き体験、子供たちによるウナギつかみ大会も行われ、まつりを盛り上げた。

会場に設けられたステージでは、地元の園児、高校生らによる歌や太鼓の演奏などが披露され、2日目には、総合司会を務めたラジオパーソナリティでシンガーソングライターのつボイノリオさんに、一色産うなぎブランド普及協議会から「うなぎ大使」の任命書が手渡された。

両日ともに丼のチケットはあっというまに完売。他のウナギを販売する各ブースも長蛇の列が続き、一色産のウナギのブランド力の大きさと人気を、内外に大いに示したまつりとなった。

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2日間で3000食が提供され人気を集めた「うなぎ丼」

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多くの子どもたちが参加したウナギつかみ大会

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三河一色産のウナギをアピールするキャラクター「まんてんくん」(右)も登場し多くの来場者と交流した

(新美貴資)

※記事に記載されている価格は、取材した当時のものになります。