〈『日本養殖新聞』2014年寄稿、2020年6月11日加筆修正〉
愛知県の東三河地域を代表する一大イベントの「第60回豊橋まつり」(同まつり振興会主催)が2014年10月18、19日の両日、豊橋市内の駅前や公園、中心街など各所で開かれ、今年も地元の豊橋養鰻漁協が出店した。
豊橋公園エリアの農産物博覧会内の一角に設けられた同漁協のブースでは、「豊橋うなぎ」の蒲焼き(一匹1400円)や白焼き(同1300円)、肝焼き(一串200円)が販売され、多くの買い物客で賑わった。
また両日とも午後1時から、子供を対象に先着100名によるウナギのつかみ捕り体験も行われた。たくさんの生きたウナギに多くの老若男女が興味を示し、驚きの声があちこちからあがった。
まつりの開かれた2日間は秋晴れの天候にも恵まれ、約60万人が来場した。ウナギの売れ行きも好調で、同漁協では2日間で350キロのウナギを用意したがすべて完売となった。
昨年はあいにくの雨模様だったが、「今年は天気がよくお客さんの入りもいい」と福井孝男組合長。今シーズンの「豊橋うなぎ」の品質、出荷状況も順調とのことで、地域ブランドのピーアールに組合員らとともに力を入れていた。
(新美貴資)
※記事に記載されている価格は、取材した当時のものになります。