里山川海を歩くライターの活動記録

水産のいろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

「三河一色みなとまつり2015」開催 ウナギを求めて西尾市・一色さかな広場に3万5000人が来場

〈『日本養殖新聞』2015年寄稿、2020年6月15日加筆修正〉

f:id:takashi213:20200615123747j:plain

約3万5000人が来場し賑わったまつりの会場

三河一色みなとまつり2015」(旧称うなぎまつり、同まつり実行委員会主催)が2015年5月23、24日の両日、愛知県西尾市一色町の「一色さかな広場」で開かれた。ウナギをはじめアサリやえびせんべい、キュウリや抹茶などの地元の特産品が販売された他、様々なイベントが行われ、約3万5000人の市民が来場して賑わった。

全国に知られるウナギの他、農水産物や地酒など、市内の特産品を広くアピールしようと、今回から名称を変えて開かれたこのイベントは、市との共催によるもので、市観光協会の後援を受けて実施された。

まつりでは、2日間でウナギの丼3500食(一杯1000円)が販売された他、蒲焼きや白焼き(一尾1500円)、串蒲焼き(一串350円)、串肝焼き(一串200円)などが、一色うなぎ漁協、一色産うなぎブランド普及協議会、西三河鰻販売組合のブースで提供され、多くの来場者が並んで買い求めた。また小中学生が参加した蒲焼き体験や子供たちによるウナギつかみ体験も行われ、大いに盛り上がった。

初日は、同まつり実行委員会の都築勇一委員長(一色町商工会長)の挨拶で開幕し、会場に設けられたステージでは、地元の幼稚園児による歌や高校生による和太鼓などが披露された。2日目には、榊原康正市長も駆け付けて挨拶。総合司会を務めたラジオパーソナリティでシンガーソングライターのつボイノリオさんに、一色産うなぎブランド普及協議会から「うなぎ大使」の任命書が手渡された。

f:id:takashi213:20200615123721j:plain

2日間で3500食が提供された人気のうなぎ丼

f:id:takashi213:20200615123707j:plain

串蒲焼きなど丼以外のウナギ料理も販売され、多くの来場者が味わった

f:id:takashi213:20200615123656j:plain

「うなぎ大使」に任命されたつボイノリオさん

f:id:takashi213:20200615123732j:plain

多くの子どもたちがウナギつかみ体験を楽しんだ

(新美貴資)