里山川海を歩くライターの活動記録

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【DoChubu掲載】〈おさかなブログ〉日本福祉大で魚食普及料理交流会

〈『DoChubu』2011年8月23日更新、2020年4月22日加筆修正〉

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漁師さんと会話しながら調理して味わう楽しい交流会でした

知多地区漁業士会による魚食普及料理交流会が2011年7月23日(土)、日本福祉大学美浜キャンパス(愛知県美浜町)であり、これは行かなければということでお邪魔してきました。

毎年この時期に開かれるこの交流会は、今回が3回目。学生が魚のさばき方を漁業者から学び、地元で獲れた新鮮な魚を味わうことで、魚食を広げようと企画されたこの催し。交流会には、南知多町日間賀島美浜町の野間、常滑市常滑、鬼崎地区などで漁を営む漁師さん9人の他、県の職員、同大学の磯部作教授とゼミの生徒らが多数参加しました。

調理室には、漁師さんたちによって獲られたたくさんの魚や貝などが運び込まれ、参加した学生はさばき方を教わりながら魚料理に挑戦しました。自由でにぎやかな雰囲気のなか、みんなで調理して豊かな海の幸を味わう、とても楽しいイベントでした。

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漁師さんが持ってきた魚のなかには珍しい種類のものもたくさん。学生の興味を集めていました

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天ぷらにするとおいしいメゴチ(左)。アサリ(右)は味噌汁でいただきました

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新鮮なマイワシ(左)は開いた刺身をそのまま。 地元ではオオアサリと呼ぶウチムラサキ(右)はしょうゆと酒を入れて焼いて食べました

この日に調理したのは、マダイ、アジ、メゴチ、アナゴ、キス、マイワシ、マダコ、ウチムラサキ、ナミガイ、タイラギ、アカモクなど。魚を前にして、戸惑い気味だった学生も、漁師さんからさばき方を教わり、コツを覚えると包丁を手に笑顔で調理。友達とわいわいしゃべりながら元気にさばく女子学生もいれば、魚をじっと見つめて黙々と包丁を入れていく男子学生がいたり。普段なかなか体験できない魚の調理は、驚きと発見の連続だったようです。

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さばいたアナゴはその場で天ぷらに。揚げたてはふわふわでとてもやわらかでした

自分でさばいた魚は、その場でしょうゆにつけて刺身で食べたり、揚げて天ぷらにしてつまんだり。どの学生も口にすると、目を大きく見開いて「おいしい」を連発。今度は違う魚を味わおうと、別の魚をどんどんさばいていきます。

その間にも、調理室には続々と学生が入ってきて、いつの間にか会場は多くの若者でいっぱいに。タコ飯やアサリの味噌汁、焼きオオアサリなども調理され、会場は豪華な海の幸であふれました。

魚の料理体験を通した漁師さんと学生との交流会。自分でさばいた魚のおいしさに、多くの学生が見せた驚きの表情と、やさしい語り口で調理法を教える漁師さんの笑顔がとても印象的でした。(新美貴資)

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