里山川海を歩くライターの活動記録

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【DoChubu掲載】〈地産地消レシピ Vol.9〉『木曽町のすんき漬け』ほのかな酸味がやみつきに!食べだしたらとまらない「すんきボール」(調理時間約30分)

〈『DoChubu』2009年12月25日更新、2020年5月17日加筆修正〉

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今回ご紹介するのは、揚げ菓子の『すんきボール』です。大人も子どもも大好きなボールのドーナツ。一口いれると、甘みと同時にすんき漬けのほのかな酸味が広がって、とっても新鮮です!レモンの風味も効いていて、食べだしたらとまりません。『すんき』を入れて、ぜひご家庭でも試してみてください!

☆レシピ

 材料(15個分)

  • すんき(100g)
  • レモン(1個)
  • ハチミツ(30g)
  • 卵(1個)
  • ラニュー糖(50g)
  • 薄力粉(150g)
  • ベーキングパウダー(2g)
  • 粉糖(適量)

 作り方

①すんきはみじん切りにして水気を絞ります。

②砂糖、薄力粉、ベーキングパウダーをふるってボールに混ぜ合わせます。①のすんきを加えて、粉のなかに散らすように混ぜます。

③ハチミツ、全卵、レモンの皮(黄色い部分)のすりおろしをよく混ぜ②に加え、手で混ぜ合わせます。

④大さじ1杯ぐらいの量をとり、油をぬった手で丸めて160℃の油であげます。低温でじっくり揚げることで、生地が割れてきます。冷めたら、粉糖をふりかけてください。

食材の紹介

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木曽川流域市町村の地元食材を使い、おいしくて簡単、手早くできるアイディア・レシピを名古屋調理師専門学校フレンチ専門の向山登教授がご紹介します。第2回目の食材は、長野県木曽町から。木曽地方一帯で冬場の漬物として地元の人々に親しまれている、『すんき』。木曽の赤カブの葉や茎を複数の乳酸菌で発酵させた、この地方特有の漬物です。その昔、塩がまだ貴重だった時代に無塩で作るため乳酸菌を用いたという、先祖の知恵が作り出した保存食品。酸味のある独特の風味が特徴です。この全国的にも珍しい漬物『すんき』を使った料理を5品、いなり、オムライス、パジョン、ドーナツ、ヨーグルトの順にご紹介していきます。ぜひともこの『すんき』を手に入れて味わっていただき、バラエテイーに富んだレシピに挑戦してみてください。(新美貴資)

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