里山川海を歩くライターの活動記録

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【DoChubu掲載】〈地産地消レシピ vol.8〉『木曽町のすんき漬け』 独特の酸味と香りでさらにおいしく!「すんきパジョン~チヂミ~」(調理時間約25分)

〈『DoChubu』2009年12月19日更新、2020年5月17日加筆修正〉

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今回ご紹介するのは『すんきパジョン』です。『パジョン』は一般には『チヂミ』と呼ばれ、日本でも親しまれている人気の韓国料理。その『チヂミ』に『すんき』を加えた一品です。『すんき』のもつ酸味と香りが、さらにおいしさを引き立てています。調理も簡単で、スーパーでは『チヂミ粉』も販売されています。
いつもとは一味違う『チヂミ』を、ぜひご家庭で楽しんでみてください!

☆レシピ

 材料(分量4人分)

  • 豚バラスライス(5枚)
  • パジョン粉
  • 小麦粉(120g)
  • 上新粉(120g)
  • 水(400ml)
  • 卵(1個)
  • すんき(80g)
  • ごま油(適量)
  • ニラ(50g)
  • 万能ネギ(10g)
  • 桜エビ(5g)
  • コチュジャン(適量)
  • 酢(30ml)
  • しょう油(15ml)
  • 砂糖(適量)
  • ゴマ(適量)
  • ゴマ油(適量)

 作り方

【①】絞って水気をとったすんきをゴマ油で炒め、塩を少々加えて冷まします。

【②】粉に水を入れ、下茹でして適当な大きさにカットした肉、野菜を入れて、ダマにならないようよく混ぜます。

【③】フライパンを熱して種を入れ、丸く薄くひろげて焼きます。

【④】裏返し、周りからゴマ油をまわし入れて、焼き上げます。タレの材料を合わせます。

 食材の紹介

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木曽川流域市町村の地元食材を使い、おいしくて簡単、手早くできるアイディア・レシピを名古屋調理師専門学校フレンチ専門の向山登教授がご紹介します。第2回目の食材は、長野県木曽町から。木曽地方一帯で冬場の漬物として地元の人々に親しまれている、『すんき』。木曽の赤カブの葉や茎を複数の乳酸菌で発酵させた、この地方特有の漬物です。その昔、塩がまだ貴重だった時代に無塩で作るため乳酸菌を用いたという、先祖の知恵が作り出した保存食品。酸味のある独特の風味が特徴です。この全国的にも珍しい漬物『すんき』を使った料理を5品、いなり、オムライス、パジョン、ドーナツ、ヨーグルトの順にご紹介していきます。ぜひともこの『すんき』を手に入れて味わっていただき、バラエテイーに富んだレシピに挑戦してみてください。(新美貴資)

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