里山川海を歩くライターの活動記録

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【DoChubu掲載】〈地産地消レシピ vol.7〉『木曽町のすんき漬け』 調理も簡単!シャキシャキ感が新鮮な「すんきオムライス」(調理時間約20分)

〈『DoChubu』2009年12月13日更新、2020年5月17日加筆修正〉

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今回ご紹介するのは『すんきオムライス』です。すんき漬けの酸味と歯ごたえが熱々のオムライスにもよくあいます。大人も子どもも大好きなオムライス。たっぷり使ったバターの風味が、さらに食欲を刺激します!材料はご家庭の冷蔵庫にあるもので十分。すんき漬けをくわえて試してみてください。

☆レシピ

 材料(分量4人分)

  • 米(2cup)
  • 鶏モモ肉(1枚)
  • マッシュルーム(50g)
  • タマネギ(1個)
  • すんき(100g)
  • トマトケチャップ(200g)
  • バター(40g)
  • サラダオイル(適量)
  • 塩・コショウ(少々)
  • 卵(8個)

 作り方

【①】鶏モモ肉を一口大、マッシュルームを薄切りし、タマネギ、すんきはみじん切りにカットします。カットしたすんきはしっかり絞って水気をとってください。

【②】①を炒めます。

【③】炊いたご飯と②を合わせます。ケチャップを適量加えて、塩とコショウをふります。

【④】卵2個と1人分の③をボールで混ぜあわせて、フライパンで巻きます。最後にケチャップをかけてできあがりです。

食材の紹介

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木曽川流域市町村の地元食材を使い、おいしくて簡単、手早くできるアイディア・レシピを名古屋調理師専門学校フレンチ専門の向山登教授がご紹介します。第2回目の食材は、長野県木曽町から。木曽地方一帯で冬場の漬物として地元の人々に親しまれている、『すんき』。木曽の赤カブの葉や茎を複数の乳酸菌で発酵させた、この地方特有の漬物です。その昔、塩がまだ貴重だった時代に無塩で作るため乳酸菌を用いたという、先祖の知恵が作り出した保存食品。酸味のある独特の風味が特徴です。この全国的にも珍しい漬物、すんきを使った料理を5品、いなり、オムライス、パジョン、ボール、ヨーグルトの順にご紹介していきます。ぜひともこの『すんき』を手に入れて味わっていただき、バラエテイーに富んだレシピに挑戦してみてください。(新美貴資)

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