里山川海を歩くライターの活動記録

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【DoChubu掲載】〈地産地消レシピ Vol.16〉『上松町のえごま』香ばしさが食欲を刺激する「えごまスープ」(調理時間約30分)

〈『DoChubu』2010年3月19日更新、2020年5月17日加筆修正〉

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今月は長野県木曽郡上松町の「えごま」を使った料理を紹介します。

みなさんは「えごま」を知っていますか?なかなか普段は使うことのない、馴染みのうすい食材ですが、独特の風味があって、ごまと同じように炒ってすりつぶしたものが郷土料理などに使われています。種からしぼってとれる「えごま油」は、古くから食用油として利用されてきました。

そんな「えごま」を使った料理の1品目は「えごまスープ」です。たっぷりのじゃがいもに牛乳、生クリームを加えたスープは濃厚でとってもクリーミー。そこに「えごま」を入れると、なんともいえない香ばしさが加わって食欲を刺激します。

仕上げに「えごまオイル」をたらすことで、さらにおいしさが増す一品です。ぜひご家庭でつくってみてください!

☆レシピ

 材料(4人分)

  • タマネギ(2分の1個)
  • ジャガイモ(2個)
  • バター(10g)
  • 水(800ml)
  • えごま(30g)
  • 牛乳(250ml)
  • 生クリーム(100ml)
  • 塩(少々)
  • コショウ(少々)
  • えごま(3g)
  • えごまオイル(10ml) 

 作り方

【①】鍋にバターを入れ、タマネギの薄切りを加えて、よく炒めます。

【②】乱切りしたジャガイモと水を鍋に加えます。えごまを焦がさないよう炒り、すりつぶして鍋に加えます。

【③】20分ほど煮込んだら、ミキサーにかけて鍋に移します。加熱して牛乳、生クリームを加え、味を調えます。

【④】器に流し入れ、仕上げに炒ったえごまとえごまオイルを垂らします。

食材の紹介

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木曽川流域市町村の地元食材を使い、おいしくて簡単、手早くできるアイディア・レシピを名古屋調理師専門学校フレンチ専門の向山登教授が紹介します。

第4回目の食材は、長野県木曽郡上松町でとれたシソ科の植物「えごま」です。その種は独特の風味があり、体に良いといわれているα-リノレン酸が豊富なことから注目を集めています。上松町では地元の特産品にしようと、「えごま」の油やドレッシングなどの商品開発に力を入れています。

今回はスープ、コロッケ、野菜の蒸し焼き、寿司、マフィン、もちの6品のえごま料理のレシピを順に紹介していきます。どうぞお楽しみに!(新美貴資)

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