里山川海を歩くライターの活動記録

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第5回三河一色うなぎまつり開催 西尾市・一色さかな広場に3万人が来場

〈『日本養殖新聞』2013年寄稿、2020年6月5日加筆修正〉

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3万人が来場したまつりの会場

第5回三河一色うなぎまつり(同まつり実行委員会主催)が5月18、19日の両日、愛知県西尾市一色町の「一色さかな広場」で開かれた。ウナギをはじめとする地元の特産品の販売や様々なイベントが催され、来場した約3万人の市民らが楽しんだ。

西尾市制60周年記念事業の一環として、日本一の生産量を誇る一色産のウナギや市内の特産品を知ってもらおうと開催されたこのイベントは、市、市観光協会、一色さかな広場の共催によるもの。

まつりでは、2日間でウナギの丼ぶり3000食(1杯1000円)が販売され、長蛇の列をつくった他、蒲焼きや白焼き(1尾1500円)、干物(1パック500円)、肝焼き(1串150円)、串蒲焼き(1串300円)が一色うなぎ漁協、一色産うなぎブランド普及協議会、西三河鰻販売組合によって提供され、市内のレストラン「グリルれんが亭」が洋風にアレンジした「うなぎコロッケ」(1個300円)も人気を集めた。

また観光協会が募集したウナギのレシピコンテストで優秀賞に選ばれた「うなぎの寒天寄せ」が同漁協女性部によってふるまわれ、小中学生が参加した蒲焼き体験や子供たちによるウナギつかみ大会も盛況だった。

会場に設けられたステージでは、歌や演奏、踊りなどが披露され、地元産のウナギをピーアールする「一色のうなちゃん音頭」も発表された。2日目には、総合司会を務めたラジオパーソナリティでシンガーソングライター・つボイノリオさんへの観光協会による「うなぎ大使」任命書の交付も行われ、ステージ前は多くの観客で埋まった。

前回を上回る来場者で熱気にあふれたまつり。ウナギの人気の高さを改めて実感するイベントとなった。

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ウナギを炭火で焼く香ばしい匂いが漂い、長蛇の列が続いた一色産うなぎブランド普及協議会のブース

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2日間で3000食が販売され好評だったウナギ丼

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一色うなぎ漁協女性部によってふるまわれた「うなぎの寒天寄せ」

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子供たちに大人気だったウナギつかみ大会

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「うなぎ大使」の任命を受けたつボイノリオさん

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三河一色産うなぎのキャラクター「まんてんくん」(右)も駆け付け来場者と交流した

(新美貴資)

※記事に記載されている価格は、取材した当時のものになります。