里山川海を歩くライターの活動記録

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【DoChubu掲載】〈お魚ブログ〉愛知の魚「ワカメ」(豊浜漁港)

〈『DoChubu』2011年3月6日更新、2020年4月21日加筆修正〉

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豊浜の魚市場にならぶメカブ

夕方から豊浜漁港(南知多町)の魚市場へ。この日の天気は快晴で風もなくとても穏やか。日中はだいぶ暖かくなってきたものの、海沿いはまだまだ寒さが厳しい。上着を一枚多めにはおって正解でした。

今の時期はあまり魚が獲れないそうで、この日の水揚げは少なめ。それでも市場にはスズキ、タチウオ、メバル、トラフグ、アジ、アナゴ、ヒラメ、カレイ、シャコ、ナマコなどがならんでいました。

市場で今たくさん揚がっているのがワカメ。養殖物がほとんどで、茎、葉、胞子葉のメカブの部分がそれぞれセリにかけられます。ワカメをとる漁師によると、「一番おいしいのは1月」だそうですが、今も十分旬の味を楽しめます。

ワカメというと、みそ汁に入れて食べるのが一般的ですが、鍋に入れたり、湯通しして海藻サラダにしてもおいしい。クキは佃煮用に使われるそうですが、塩茹でしたものを辛子マヨネーズに付けて。メカブは刻んでしょう油とネギをからめて食べるとうまいそう。豊浜では、3月いっぱいまでワカメの水揚げが続きます。(新美貴資)

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