里山川海を歩くライターの活動記録

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市民に「豊橋うなぎ」をPR 豊橋養鰻漁協が地元イベントに出店

〈『日本養殖新聞』2013年寄稿、2020年6月6日加筆修正〉

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多くの客がウナギを買い求めた豊橋養鰻漁協のブース

愛知県の東三河地域における一大イベント第59回「豊橋まつり」が2013年10月19、20日の両日、同市内の豊橋公園や中心街など各所で開かれ、豊橋養鰻漁協も出店。地域ブランドの「豊橋うなぎ」をピーアールしながら蒲焼きや白焼きの販売、子供を対象にしたウナギのつかみどり体験が行われ、多くの人々で賑わいをみせた。

同漁協は毎年このまつりに出店しており、今回もイベントの一つである農産物博覧会(豊橋公園エリア)でブースを構えた。店では、「豊橋うなぎ」の蒲焼き(〈大〉1500円、〈並〉1300円)などをお値打ちな価格で販売。蒲焼きは2日間で約1200本が用意され、初日の昼過ぎにうかがったところ、雨天にもかかわらず客足は好調で、職員や関係者らが忙しく対応に追われていた。

午後1時からは先着100名(各日)によるウナギのつかみどりも行われ、多くの子供たちが歓声をあげながらウナギに触れて親しんだ。

昨年12月に商標登録された「豊橋うなぎ」。ニホンウナギを安全・安心な豊橋の地下水で育てているのが特徴で、同漁協の福井孝男組合長は「ブランド化は意義のあること。良いウナギをつくってブランド力を上げたい」と、今後の資源回復への期待を込めつつ抱負を語った。

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会場で販売された「豊橋うなぎ」の蒲焼き

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ウナギのつかみどりを楽しむ子供たち

(新美貴資)