里山川海を歩くライターの活動記録

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2万5000人が見て触れて味わう 名古屋市中央卸売市場本場で「市場まつり」開催

〈『日本養殖新聞』2013年寄稿、2020年6月6日加筆修正〉

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国内外の産地から取り寄せた豊富な魚介類が展示、販売され人々の注目を集めた

名古屋市中央卸売市場本場(名古屋市熱田区)で2013年11月10日、「2013ふれあい市場まつり」(市中央卸売市場協会主催)が開かれ、来場した約2万5000人の市民で賑わった。一般に市場を開放するこの催しは今回で4回目。今回は、「『見て 触れて 味わって』本場の品揃え~全国から世界から~」をテーマに開催された。

開会式では、主催者を代表して同市場協会の堀健雄会長(中部水産会長)が「市場の機能や特色、魅力を体感していただきたい。数々の商品を用意しておりぜひ味わってほしい」と挨拶し、開会を宣言した。

市場内の太物棟、塩干棟では、水産物や青果物の販売、模擬せりによる即売会、マグロの解体実演などが行われ人気を集めた。広場では市場関係者らによる模擬店が多数並び、中央管理棟では食育体験型講座や日本料理講演会も企画された。様々な魚に触れることができるタッチプールやお魚カルタ大会、市場クイズラリーなど、子供が楽しめるイベントも数多く、来場者は市場の活気を体感した。

当日は、朝から冷たい雨が降り続いていたが昼過ぎにはやみ、市場内を散策し、買い物を楽しむ家族連れの姿が多く見られた。

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約2万5000人の市民が来場した

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魚に触れることができるタッチプールは子どもたちの人気を集めた

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肉の代わりに「名古屋かまぼこ」を使用した「あつた餃子」も販売された

(新美貴資)