〈『DoChubu』2011年7月23日更新、2020年4月21日加筆修正〉
桑名といえば、昔から木曽三川の河口で獲れる特産のハマグリが有名です。市内の漁師町・赤須賀にある「はまぐりプラザ」の食堂では、目の前の漁港で水揚げされたハマグリの料理を提供。価格もお値打ちなことから、人気を集めています。
4月から新たなメニューとして加わったのが「はまぐりうどん」(500円)。ハマグリが5個も入ってこの値段にまずびっくり。さっそく注文して、いただきました。
ハマグリのだしがよく出ているつゆは、一口すすると体にしみわたり、ふーっと一息ついてしまうようなほっとする味です。あっさりとしていながらも、食べるほどに後をひく、とても濃厚な味わい。アサリともシジミともまた違うハマグリのうま味に、なんだか癒されます。
太めのうどんは、ツルツルでもっちり。やわらかなハマグリは、口のなかにいれるとツルンと舌の上を滑って、とろけます。つゆを最後の一滴まで飲み干して、ごちそうさま。シンプルだけど、これ以上の贅沢はないというぐらい、とても豪華なうどんでした。
はまぐりプラザは、赤須賀漁港のすぐ目の前にあります。食堂の広い窓からは、ゆったりと流れる揖斐川を望むことができ、ゆっくりと食事を楽しむことができます。
はまぐりうどんの他にも、焼きはまぐり定食(焼きはまぐり、はまぐり磯辺揚げ、あさりの炊き込みご飯、しじみ味噌汁、酢の物、デザート。一日限定40名で予約制。1500円)、赤須賀定食(焼きはまぐり、磯辺揚げ、ご飯、味噌汁。1200円)、お子様定食(焼きはまぐり、あさりの炊き込みご飯(小)、味噌汁、デザート。1000円)などのメニューがあります。
桑名のはまぐりプラザで、獲れたての新鮮なハマグリを味わってみませんか。
(新美貴資)
※料理や価格は取材した当時のものです。