里山川海を歩くライターの活動記録

水産のいろんな世界を歩き見て、ひとの営みや暮らしを伝えています

三重県

【DoChubu掲載】〈おさかなブログ〉川と海の恵みをうけて育つ桑名のハマグリ

〈『DoChubu』2010年12月27日更新、2020年4月20日加筆修正〉 桑名で見つけたたくさんのハマグリ 三重県桑名市の漁師町・赤須賀。木曽三川の河口に面したこの地区では、昔からハマグリやシジミをとる漁が盛んです。ここで以前に取材でうかがった、しぐれ煮の…

【DoChubu掲載】〈お米特集〉おいしい米づくりへ妥協せず。恵まれた環境がうむこだわりの「一志米」

〈『DoChubu』2010年10月27日更新、2020年4月20日加筆修正〉 恵まれた環境のなかでつくられている「一志米」 三重県津市の一志地区。この地で、「おいしいお米を食べてほしい」と、情熱をもってこだわりのお米づくりを続けている農家がいます。きれいな水、…

【DoChubu掲載】前浜でとれた新鮮な魚がたくさん!地元で人気の鮮魚直売所「魚魚鈴」

〈『DoChubu』2010年8月28日更新、2020年4月20日加筆修正〉 オープン以来、地元の客を中心に連日にぎわいをみせる「魚魚鈴」 三重県の鈴鹿市漁業協同組合が昨年(2009年)4月に開いた鮮魚直売所「魚魚鈴(ととりん)」。地元であがった新鮮な魚介類が豊富に…

【DoChubu掲載】白子漁港であがった新鮮な海産物を販売する「まるかつ」

〈『DoChubu』2010年7月18日更新、2020年4月20日加筆修正〉 「まるかつ」の名物である「伊勢にぼし」のバケツ売り F1をはじめとするモータースポーツのレース開催地・鈴鹿サーキットがあることで有名な三重県鈴鹿市。伊勢湾にも面していることから昔から漁業…

【DoChubu掲載】〈お菓子特集〉東海3県で味わう地産地消のお菓子・三重編「三重県産の食材をつかった洋菓子が人気の エッセンティア」

〈『DoChubu』2010年5月27日更新、2020年4月20日加筆修正〉 心と体を元気にするお菓子 「エッセンティア」で一番の人気商品「ポンポンクリーム」 三重県鈴鹿市に県産の食材を積極的に取り入れたこだわりのお菓子を作り続けているユニークな店があります。200…

【DoChubu掲載】大人気の焼きガキ食べ放題!森、川、海の恵みをうけて育つ鳥羽の「浦村カキ」

〈『DoChubu』2010年3月2日更新、2020年4月20日加筆修正〉 冬から春先にかけておいしいのがカキです。この時期は栄養をたっぷり蓄えていることから、味も良くて身もぷりぷり。グリコーゲンやタウリン、カルシウムなど多くの栄養成分を含んでいて、「海のミル…

【DoChubu掲載】木曽三川の河口で育まれた桑名のハマグリを味わう!第37回「味わって知る わたしたちの海」

〈『DoChubu』2010年8月5日更新、2020年4月20日加筆修正〉 木曽三川の河口でとれたハマグリ。プリプリの身にはうま味がいっぱいつまっています なごや環境大学共育講座「味わって知る 私たちの海」(主催:伊勢・三河湾流域ネットワーク、山崎川グリーンマッ…

〈新美貴資の「めぐる。(76)」〉地元に愛される店をつくる 「うなぎ三代目魚梅」店長 高岡玲士さん

〈『日本養殖新聞』2018年10月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 今年7月、三重県津市の一身田(いっしんでん)地区にウナギ料理の店が開業した。「うなぎ三代目魚梅(うおうめ)」。近鉄「津駅」から二つ目の「高田本山(たかだほんざん)駅」で降り、歩…

〈新美貴資の「めぐる。(75)」〉津のうなぎ食文化を支えた121年に幕 う料理「藤屋」四代目 田辺昭裕さん

〈『日本養殖新聞』2018年9月15日号掲載、2020年4月18日加筆修正〉 地元の人びとから愛されてきた老舗のウナギ店が暖簾を下ろした。創業から121年を数える、津市新東町にある「藤屋」。四代目の田辺昭裕さん(59)が母・克子さんと長年営み、ウナギ料理を提…

〈新美貴資の「めぐる。(55)」〉ウナギを捕り川で生きる 熊野川漁師 新宅次郎さん

〈『日本養殖新聞』2017年1月25日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 この冬は暖かな日がしばらく続き、この朝も小春のような天気に恵まれた。年が暮れてしまう前に、会っておきたい川漁師がいた。乗り込んだ列車は、三重県南部の太平洋に面したリアス式の海岸…

〈新美貴資の「めぐる。(50)」〉「四日市公害を忘れないために」市民の集い2016

〈『日本養殖新聞』2016年8月25日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 この夏も猛暑が続く。うら盆には多くの人びとが帰省し、精霊を迎え祖先の冥福を祈る。スポーツの祭典や行楽地がにぎわいをみせる一方、故郷では祭りや盆踊りが催され、列島の夏は今年もさま…

〈新美貴資の「めぐる。(46)」〉最高のサービスを提供したい 「うなぎ与八」店長 水谷 圭さん

〈『日本養殖新聞』2016年4月15日号掲載、2020年4月17日加筆修正〉 三重県の北端にあって、木曽三川を境に愛知、岐阜県と接する桑名市。近鉄とJRが乗り入れる「桑名駅」から歩いてすぐのところに、いなべ市とをむすぶ三岐鉄道北勢線の小さな始発駅「西桑名」…

〈新美貴資の「めぐる。(39)」〉日々勉強でぶれずに邁進 ウナギ専門店「新玉亭」社長 杉本浩也さん

〈『日本養殖新聞』2015年9月15日号掲載、2020年4月16日加筆修正〉 市民一人当たりのウナギの消費量が全国でも有数の三重県津市。市内には、30近くのウナギ屋があり、舌の肥えた客を相手に日夜切磋琢磨を繰り広げる。かつては養鰻が盛んだった同市。産地と近…

〈新美貴資の「めぐる。(28)」〉創業からの味を守る う料理「藤屋」の四代目 田辺昭裕さん

〈『日本養殖新聞』2014年9月25日号掲載、2020年4月15日加筆修正〉 夏の終わりから秋の始まりへ。盛夏の勢いが陰り、陽光にやわらかさが感じられるようになった頃、降り立ったのは三重県の津駅。改札をぬけると、どんよりと曇った午後の空からはぽつぽつと雨…

〈新美貴資の「めぐる。(26)」〉経験から答えを導く 炭焼うなぎ「喜多川」を経営する 北川宗彦さん

〈『日本養殖新聞』2014年7月15日号掲載、2020年4月15日加筆修正〉 三重県の北勢地域にあって、人口31万人を抱える県内最大の工業都市・四日市。臨海部は、高層に煙突がそびえ、広大な工業地帯がどこまでも続く。石油化学コンビナートから近いJR「四日市駅」…

〈新美貴資の「めぐる。(17)」〉二人三脚で客に満足を届ける 「炭火焼うなぎ おがわ」を経営する 田中篤さん・信美さん

〈『日本養殖新聞』2013年10月15日号掲載、2020年4月14日加筆修正〉 三重県津市の郊外にあって、のどかな田園風景が広がる一身田(いっしんでん)地区。伊勢神宮へ供える御供米がつくられてきたという由緒あるところで、浄土真宗高田派の本山・専修寺がある…

〈新美貴資の「めぐる。(15)」〉地元の魅力を発掘して発信 「津ぅのうなぎプロジェクト」を企画運営する 増田芳則さん

〈『日本養殖新聞』2013年8月15日号掲載、2020年4月14日加筆修正〉 人口28万人を抱える三重の県庁所在地である津。その名が表す通り、古くは海港として栄えた。戦国期にこの地方を襲った明応地震や発展の礎を築いた藩祖・藤堂高虎による統治など、さまざまな…

〈新美貴資の「めぐる。(7)」〉こだわりを貫き庶民の味を守る うなぎ料理「はし家」店主 上原正広さん

〈『日本養殖新聞』2012年12月15日号掲載、2020年4月13日加筆修正〉 買い物袋を片手にふらっと立ち寄ったかのような年輩の女性や食後のひと時をのんびりとくつろぐ若い男女のカップル。昼の時刻をかなりまわっているというのに客の出入りが止まない店内は、…

〈新美貴資の「めぐる。(4)」〉飽くなき探究心をもち続ける うなぎ専門店「新城」店主 山下栄司さん

〈『日本養殖新聞』2012年9月15日号掲載、2020年4月13日加筆修正〉 三重県の桑名といえば、木曽三川の河口で獲れるハマグリやシジミが古くからの特産として有名だが、養鰻も昔から盛んなところ。かつて全国有数のウナギ生産県であった三重においては、いまも…